沖縄観光コンベンションビューロー、「タイ市場開発セミナー」など開催

沖縄観光コンベンションビューロー 会長 平良朝敬氏

　OCVB（沖縄観光コンベンションビューロー）は1月23日、定例記者懇談会において開催予定のイベントなどを発表した。

「タイ市場開発セミナー」開催

　沖縄県とOCVBは、今後増加が見込まれるタイからの訪日観光客を見込み、タイ人観光客の誘致・受け入れを考える「タイ市場開発セミナー」を開催する。

　2月19日に、ピーチ（Peach Aviation）が那覇～バンコクの直行便を就航する。そこで同社の代表取締役CEO井上慎一氏を迎え、ターゲット戦略と今後の見通し、タイ人観光客のニーズ、嗜好について講演する。

　また、タイの人気旅番組「Sugoi Japan」の制作・レポーターを務めるタイ在住のGUZEN代表取締役の佐野ひろ氏が「タイの観光客を取り込む秘訣」についても講演する。

　タイ人の訪日観光客は、アジアでは中国、韓国、台湾、香港に次いで5番目に多い地域。那覇空港からの直行便就航により、沖縄県への観光客増加も期待される。OCVBの運営する多言語コンタクトセンターでは、これまでの英語、中国語、韓国語に加え、2月1日よりタイ語にも対応する予定。

「沖縄MICEセミナー＆商談会 in 大阪」「沖縄MICE・沖縄教育旅行セミナー＆商談会 in 福岡」を開催

　沖縄県とOCVBは、MICEの誘致拡大を図るためのセミナーおよび商談会を大阪と福岡で開催する。大阪はすでに終了。

　セミナーでは、沖縄MICEに関するプレゼンテーションを実施。OCVB事業の説明や出展事業のPRを行ない、MICE開催地としての魅力を伝える。商談会では、沖縄県のMICE関連事業者がブースを出展、セラーをテーブルに固定し、バイヤーが自由訪問して商談を実施する。MICEとともに学校関係者を対象に、教育旅行の誘致も図る。

旧正月期間中の中華圏および韓国からの航空路線が増便

　1月27日から2月6日までの旧正月期間中、中華圏および韓国からの航空路線が増便される。

　旧正月は中国をはじめとした中華圏や韓国が大型連休となり、観光客数が大幅にアップする期間。そこで沖縄県へ直行便を就航している航空会社は、定期便に加え臨時便を出したり、機材を大型化したりして座席数を増やす対応を図る。

　中華航空は定期便の台北～那覇、高雄～那覇に加え、台北～石垣便も就航。中国東方航空は上海～那覇便の機材をエアバス A320型機からA330型機へと変更し、座席数を倍増させる。また、チャーター便も3路線が就航する。大韓航空は仁川～石垣、中国東方航空は青島～那覇、日本トランスオーシャン航空は香港～那覇便。すでに完売の路線もある。この増便により、11日間の総座席数は通常期より4589席増えるとのこと。