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ブリティッシュ・エアウェイズ、高速機内Wi-Fiやラウンジリニューアルなど新サービス計画
2017年4月7日 16:17
- 2017年4月6日(英国時間)発表
ブリティッシュ・エアウェイズは4月6日(英国時間)、乗客体験向上のための新たな投資計画を発表した。長距離路線のビジネスクラス「Club World」に対する4億ポンド(約548億円)の投資や、高速な機内Wi-Fiサービスの導入、空港ラウンジの大規模なリニューアルなどを行なう。
ファーストクラス専用チェックインエリア「First Wing」
ロンドン・ヒースロー空港のターミナル5に、ファーストクラス乗客と同社マイレージサービスのExecutive Club ゴールド会員のみが利用できる専用のチェックインエリア「First Wing」を整備し、4月5日(現地時間)にオープンした。
2つのセキュリティチェックレーンを開設し、ファーストクラスラウンジである「ギャラリーズ・ファーストクラス・ラウンジ」「コンコルド・ルーム」に直接アクセスできる。
また、この専用レーンの開設により、ビジネスクラス利用者のチェックインプロセスもスムーズになるとしている。
長距離路線ビジネスクラス「Club World」の機内サービス
長距離路線のビジネスクラス「Club World」向けサービスに4億ポンド(約548億円)を投資し、サービスを刷新。6月からヒースロー空港のビジネスクラスラウンジで提供するメニューを刷新。朝食サービスを午前11時まで延長する。
機内では、より大きな枕と、ソフトなマットレス&デュベへ変更。9月からはカートでサンプルの機内食を運び前菜やデザートを選べるレストランスタイルの機内食サービスを実施。
これらの変更はヒースロー空港~ニューヨーク・JFK(ジョン・F・ケネディ)空港路線から導入を開始し、2018年中に他路線にも順次導入していく。
このほか、2019年の導入を予定している、通路への直接アクセスが可能な新シートも開発中で、詳細は決定次第発表するとしている。
欧州域内ビジネスクラス「Club Europe」のサービス
欧州域内のビジネスクラス「Club Europe」では、新しいカトラリー、CA(客室乗務員)によるワインやシャンパンの提供方法変更、機内食変更などを、飛行時間に合わせて導入していく。
ロンドン・ガトウィック空港、JFK空港などのラウンジ
ロンドン・ガトウィック空港の南ターミナルに、滑走路を見渡せるラウンジをオープン。同北ターミナルのラウンジに対してフロアスペースは4割広く、座席数は倍を有する。
JFK空港のターミナル7では、ファーストクラス/ビジネスクラス両ラウンジの改修、チェックイン/セキュリティ/搭乗ゲートの刷新や改善への投資を今後2年間行なう。またボストン空港にも従来より3割広い新ラウンジをオープン。
2018年以降も、アバディーン空港(イギリス・スコットランド)とローマ空港(イタリア)のラウンジ改装と、ジュネーブ空港(スイス)のラウンジ拡張を予定。マイアミ(米国)、サンフランシスコ(米国)、ヨハネスブルク(南アフリカ)、マンチェスター(イギリス)、シカゴ(米国)の各空港への投資も計画。
ヒースロー空港のターミナル5のラウンジも今後数年をかけて改装予定としており、今月よりコンコルド・ルームの内装刷新に着手する。
機内Wi-Fi
4月から長距離路線に次世代Wi-Fiサービスを導入。短距離路線でも年内の導入を予定しており、欧州初という4Gネットワークを用いたもので、NetflixやYouTubeといった動画のストリームにも対応する。2019年までに保有機材の90%をネットワーク対応とする計画。
接続料金は、通常のWebアクセスやメールなどを利用できるSimply Connectは4.99ポンドから。動画視聴が可能な高速インターネット接続サービスを使用できるConnect Plusが7.99ポンドから。コース別に1時間、4時間、フライト全時間から利用時間を選択できる。