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安倍総理も出席した、岸田外務大臣と村岡山口県知事共催のレセプション
在日各国大使、在日外国商工会議所向けに明治150年セミナーも実施
2017年3月23日 23:25
- 2017年3月23日 開催
外務省と山口県は3月23日、山口県の魅力を在日各国大使、在日外国商工会議所向けに伝える「明治150年と山口の魅力発信セミナー」を飯倉公館で開催した。
これは、外務省が各都道府県の魅力を海外発信していこうとするもので、山口県で10回目のイベントとなる。
セミナーにおいて、山口県の魅力を解説したのは村岡嗣政 山口県知事。2018年が明治改元から150年になることから、明治から連なる歴史を説明。伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、そして現首相である安倍晋三と8人の総理を輩出した県であること、ふく(ふぐ)や日本酒など魅力ある食の県であることなどを英文スライドでプレゼンテーション。
近年では、角島大橋がトリップアドバイザーで「日本の橋ランキング」1位に輝いたほか、元乃隅稲成神社がCNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれるなどした結果、訪日外国人観光客にも人気になっているという。
さらに、今後はJRグループと連携して2017年9月~12月に「幕末維新デスティネーションキャンペーン」を開催することを紹介。その勢いのまま、2018年の明治150年につなげたいとし、とくに幕末英国に渡航した長州ファイブを紹介した。
長州ファイブは、1.伊藤博文「内閣の父」、2.山尾庸三「工学の父」、3.野村弥吉(井上勝)「鉄道の父」、4.遠藤謹助「造幣の父」、5.井上聞多(井上馨)「外交の父」からなり、映画「長州ファイブ」が2006年に公開されたことから近年改めて注目が集まっている。いずれも明治日本の基礎を築いてきた人たち。村岡知事は、この長州ファイブから汽車製造会社を創立した井上勝氏を詳細に紹介したほか、2018年9月14日~11月4日に開催する「山口ゆめ花博」について、その魅力を語った。
セミナーのあとは、岸田文雄 外務大臣と村岡嗣政 山口県知事共催のレセプションを開催。岸田外務大臣、村岡知事が挨拶したあと、来賓として安倍総理が登壇。よく知られているように、安倍総理は山口4区選出の衆議院議員。日本の最も美しい場所31選に選ばれた元乃隅稲成神社が地元とのことで、元乃隅稲成神社に関するエピソードを交えたスピーチを行なった。安倍総理のスピーチについては映像をご覧いただきたい。
その後、山口県産の米で作った日本酒やふくなどがレセプションに訪れた在日各国大使、在日外国商工会議所スタッフに振る舞われた。