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「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」、2018年夏開業予定
ハイアットブランドでは国内初のビーチリゾート。瀬良垣ビーチにおいて地鎮祭を開催
2016年11月15日 15:04
- 2016年11月10日 実施
沖縄本島北部の国頭郡恩納村字瀬良垣で、東急不動産、NTT都市開発、ミリアルリゾートホテルズの3社によって進められているホテル事業において、運営会社がハイアット ホテルズ コーポレーションになったこと、ホテル名が「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」に決定したことが11月10日発表された。
東急不動産は、ハイアット ホテルズ コーポレーションの関連会社であるハイアット インターナショナル アジア パシフィックリミテッドとの間に、ホテルマネジメント契約を締結。今後、事業者3社は共同でホテル経営会社を2017年夏を目処に設立し、ホテルマネジメント契約は東急不動産から新会社に譲渡される予定になっている。本事業は10月に着工しているが、11月10日には地鎮祭と事業説明会が行なわれた。
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
開業予定時期:2018年夏
所在地:沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣都田原1108番外
客室数:約340室
延床面積:約3万8200m2(瀬良垣島内約3万1400m2、沖縄本島側6800m2)
構造規模:鉄筋コンクリート造、地上7階、地上3階、地上2階建てで構成
付帯施設:レストラン・バー、スパ、プール、フィットネス、宴会場、チャペルなど
建築設計:東急設計コンサルタント、竹中工務店による設計・監理共同企業体
外構設計:石勝エクステリア
施工:竹中工務店
瀬良垣は、那覇空港からクルマで約60分という位置にあるリゾートエリア。沖縄海岸国定公園区域内にあり自然環境に囲まれた島で、沖縄本島とは村道でつながっている。ホテル建設にあたっては、恩納村の協力によって瀬良垣島へ渡る村道や、ビーチなどの海域の整備事業が実施される。
瀬良垣島には自然の地形を活かしたL字型の7階建てのホテル棟が、向かいの本島側のビーチにも地上3階建てのホテル棟が建設され、本島側は長期滞在型の客室となる予定。ホテル全体で340室程度の規模になるという。
ホテルの開業は2018年夏を予定。付帯施設としてレストラン、バー、スパ、プール、フィットネス、宴会場、チャペルなどを擁するフルサービス型の「ラグジュアリーリゾート」のホテルとなる。
「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」の地鎮祭が瀬良垣ビーチにおいて行なわれた
このホテル事業は、2006年に東急不動産が土地を取得したところからスタート。2008年には開発許認可を取得したが、その後のリーマンショックなどにより一時計画が中断。事業スキームを再構築し、地元行政との協力体制の強化などにより事業は再スタートした。建設現場の瀬良垣ビーチで行なわれた地鎮祭には事業者3社、地元代表者、施工業者らが列席し、工事の安全を祈った。
ハイアットブランドでは国内初のビーチリゾート
同日午後には、那覇市内にある「ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄」において事業説明会が行なわれた。東急不動産 ウェルネス事業ユニット ホテル・リゾート事業本部の執行役員本部長である速川智行氏からは事業概要について、運営を担当する日本ハイアットの代表取締役である阿部博秀氏からは、ハイアットグループの概要やハイアットリージェンシーのコンセプトなどが紹介された。ハイアットブランドとしては、日本国内で初のビーチリゾートとなる。
価格帯など詳細は現状では未定とのことだが、沖縄のラグジュアリーリゾートホテルとして適したところに設定したいという。ターゲットはファミリー層としつつ、「ハイアット」ブランドを冠することからインバウンドも視野に入れて展開していきたいとの話だ。2017年夏の新会社の設立をもって準備室のようなものを用意し、プロモーションやWebサイトの開設なども進めていく。