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JALの最新鋭機「ボーイング787-9」が日本到着、7月1日の成田〜ジャカルタ線より運航

2015年6月11日 到着

2015年7月1日 運航開始

 JAL(日本航空)にとって初となるボーイング787-9型機(以下787-9型機)が、6月11日夕方に成田国際空港に到着した。7月1日の成田〜ジャカルタ線より運航を開始する。

 JALはボーイング787-8型機(以下787-8型機)を21機受領済みで、787-9型機はボーイング787型機としては22機目の受領となる。JALによる発注数は787-8型機が25機、787-9型機が20機で、このうち2016年度までに計33機を受領する計画となっている。

 ちなみに、787-9型機については、国内ではANA(全日本空輸)が一足早く、2014年8月より国内線で運航を開始。国際線でも2015年5月より運航を行なっている。

 JALは787-8型機を主に国際線に使用しており、今回受領した787-9型機も国際線で使用。「SKY SUITE 787」仕様機となり、シートなどは既存の787-8型機のSKY SUITE 787(SS8)仕様機と同じ。ビジネスクラス「JAL SKY SUITE」、プレミアムエコノミー「JAL SKY PREMIUM」、エコノミー「JAL SKY WIDER II」の3クラスで、2-4-2の8アブレストを特徴とするエコノミークラス、全クラスのトイレにウォシュレット装備などを継承するほか、機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」も提供される。

 ただし、787-9型機は787-8型機のストレッチ(胴体延長)版となる。全長は787-8型機の56.7mに対して6.1m長い62.8mとなっており、そのぶん座席数も増加。ビジネスクラスは787-8型機が38席に対して787-9型機が44席、プレミアムエコノミーは35席で同じ、エコノミークラスは787-8型機が88席に対して787-9型機が116席となる。

 なお、Webサイトや時刻表では、787-8型機のSKY SUITE 787は「SS8」と表記されるのに対し、787-9型機は「SS9」と表記され、区別される。

 このほか、JALの787型機はエンジンにGE Avitation製の「GEnx-1B」シリーズ(http://www.geaviation.com/commercial/engines/genx/)を採用するのも特徴だ(ANAはロールスロイス製の「Trent1000」を採用している)。ここも787-8と787-9では変更されており、787-8では離陸推力6万9800lbsの「GEnx-1B70」を使用しているのに対し、787-9ではより出力の大きい離陸推力7万4100lbsの「GEnx-1B74/75」を搭載している。

写真左が787-9型機、写真右が787-8型機。主翼前側の窓の数の違いで判別できる。また、今回受領した787-9型機は機内インターネットサービス用のアンテナが機体上部に取り付けられているのが分かる

 さて、JALにとって初受領となった787-9型機は、登録記号「JA861J」で、米国ワシントン州エバレットにあるペイン・フィールド空港を現地時間の6月10日16時30分(日本時間の11日08時30分)に飛び立ち、成田空港16L滑走路に11日18時18分に着陸。整備エリアの801番スポットに18時30分に到着した。

 今後、通関やJALによる受領後の作業が行なわれ、7月1日のJL725便(成田10時50分発〜ジャカルタ16時35分着)より就航する予定となっている。

整備エリアの801番スポットではマーシャラーが待機
地面にマーキングされた停止位置は787-8型機と787-9型機で異なっており、787-9型機は787-8型機よりも前寄りに停止位置が指定されている
16L滑走路にアプローチするJALのボーイング787-9型機
18時18分に16L滑走路に着陸
胴体の長さや機内インターネット用アンテナの存在は遠目にも目立つ
整備エリアの801番スポットへ
スポットイン後、タラップ車が取り付けられた
787型機らしい独特の主翼形状は787-9型機も同じ
右舷側エンジン。エンジンは「GEnx-1B74/75」
左舷側エンジン
タイヤはブリヂストン製
機体後部のカーゴ室から荷物を搬出
機内インターネット用アンテナ
機体前方より
コックピット
787-9を成田空港まで回航した(左から)松木猛機長、植田竜機長、橋本秀則副操縦士

(編集部:多和田新也/Photo:安田 剛)