ニュース

ベトナム航空、関空~ハノイ線にボーイング 787-9型機投入。ジェットスター・パシフィックは関空~ハノイ/ダナン線を9月新規就航

共同発表会ではCAによるアオザイショーも

2017年6月7日 発表

発表会にはベトナム社会主義共和国 首相 グエン・スアン・フック氏(左から3番目)も来場し、両社の発表を祝福した

 ベトナム航空とジェットスター・パシフィック航空は6月7日、大阪~ベトナム線における新サービスの発表会を大阪市内で開催した。

 ベトナム航空は6月1日から関空(大阪)~ハノイ線で新たにボーイング 787-9型機を投入し、これにより東京/大阪~ハノイ/ホーチミン路線におけるすべての機材がボーイング 787型機またはエアバス A350型機になったと発表した。

 一方、ジェットスター・パシフィック航空は、関空~ハノイ線と関空~ダナン線を9月に新規就航することを発表。同社がベトナム航空(株式保有率70%)の子会社であることから、今回の共同発表会の開催に至った。

ジェットスター・パシフィック航空の大阪~ベトナム線

BL621便:関空(22時15分)発~ハノイ(翌00時40分)着、月・水・金・日曜運航
BL620便:ハノイ(01時45分)発~関空(08時45分)着、月・火・木・土曜運航
BL165便:関空(09時15分)発~ダナン(12時00分)着、月・火・木・土曜運航
BL164便:ダナン(14時30分)発~関空(21時15分)着、月・水・金・日曜運航
※BL621/BL164便は9月1日、BL165/BL620便は9月2日就航

 ベトナム初のLCC(格安航空会社)であるジェットスター・パシフィック航空は、これが日本への定期便初就航で、関空~ハノイ/ダナン線それぞれで週4便を運航する。使用機材はエアバス A320型機。航空券の発売開始は6月中旬を予定しており、エコノミークラスの運賃は150万ドン(約7500円、1円=200ドン換算、諸税別)から、としている。

 2016年の日本~ベトナム間の旅行者は110万人で、ベトナム航空による大型機材の投入やジェットスター・パシフィック航空による低運賃路線の就航により、2017年は17%増の130万人を見込んでいる。

ベトナム航空 プレジデント兼CEO ズン・チー・タイン氏がベトナム航空の歩みや両社の新サービスについて説明
ベトナム社会主義共和国 首相 グエン・スアン・フック氏

 発表会には、短時間ながらベトナム社会主義共和国 首相 グエン・スアン・フック氏が来場し、航空は日本とベトナム両国間の交流・経済発展に欠かせないものだとして、質が高く高効率で、信頼できる航空会社になるよう願っていると両社を祝福した。

ベトナム航空とジェットスター・パシフィック航空のCAに挟まれて祝辞を述べたグエン・スアン・フック氏
関係者が記念撮影を行なった
ジェットスター・パシフィック航空 CEO グエン・クォック・フォン氏(左)とベトナム航空 日本地区総支配人のグエン・クアン・チュン氏(右)も加わって報道陣の質疑に答えた
CAによるアオザイショーも披露した