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NEXCO中日本、暫定二車線区間での正面衝突防止にワイヤロープ試行設置
東海環状道、紀勢道、舞鶴若狭道の合計4.4km
2017年3月2日 15:58
- 2017年2月9日 発表
NEXCO中日本(中日本高速道路)は3月1日、暫定二車線区間の正面衝突事故防止対策として、車線の中央のラバーポールにかえて、ワイヤロープを試行設置すると発表した。設置区間は東海環状自動車道、紀勢自動車道、舞鶴若狭自動車道の合計4.4kmで、4月から順次設置を開始する。
これは、2016年12月26日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第1回)」におけるワイヤロープ試行設置路線の選定を受けて実施するもので、具体的な試行設置区間は以下の3区間。
・東海環状道 富加関IC(インターチェンジ)~美濃関JCT(ジャンクション)(1.8km)
・紀勢道 勢和多気IC~大宮大台IC (1.1km)
・舞鶴若狭道 若狭三方IC~若狭美浜IC (1.5km)
ワイヤロープの特徴として、車両衝突時に中間支柱が倒れ、ワイヤロープのたわみが車両の衝撃を緩和、安全に誘導できるとしている。また、緊急時には、人力でワイヤロープと支柱を取り外し、開口部を設けることも可能。
細い支柱にワイヤーロープを通しているため、設置幅が狭く、ラバーポールを設置するために必要な車線間の0.8mという幅で、設置が可能としている。