ニュース

国交省、暫定2車線の“中小橋”へワイヤーロープ設置の方針。2022年度内の設置目指す

2020年3月31日 発表

国土交通省は暫定2車線区間へのワイヤーロープ設置について、新たに中小橋へも本格設置を進める方針を発表した

 国土交通省は3月31日、暫定2車線で開通している高速道路で正面衝突事故の対策として設置を進めているワイヤーロープについて、新たに“中小橋”へも本格設置を進める方針を発表した。

 これまで土工部については新設区間、供用区間で標準設置を進める方針を示していたが、中小橋では試行設置により実用化に向けた取り組みを進めていた。

 今回、土工部に加えて、中小橋についても暫定2車線で開通する新設区間には標準設置とし、供用済み区間についてもおおむね3年、2022年度内の設置を目指すとしている。2020年1月1日現在、暫定2車線で開通している高規格幹線道路は4432km、うちワイヤーロープを設置可能な中小橋は約24kmとなっている。

 なお、長大橋やトンネルにおける正面衝突事故防止対策については、技術公募した新技術を性能検証を進めるとしている。

高規格幹線道路の暫定2車線区間
中小橋ワイヤーロープを試行設置した中小橋