若林直樹のトラベルフォトギャラリー

エレファントキャンプとモン族の村

 タイを旅行といえば黄金の寺院が目に浮かぶが、私が一番行ってみたかったのは今回紹介するエレファントキャンプだ。チェンマイ近郊のホテルで観光案内のおばちゃんに聞いてみると「ツアーが断然安いよ」とのことなので、送迎ランチ付きツアーで有名な「メーサー・エレファント・キャンプ」に行ってみた。

 マイクロバスで山奥に到着して、川沿いにある施設の入り口まで向かう道から下の川を見ると、水浴びしている象が何頭も! 感激!

 まずショーを見る。いろいろなフォーメーションで歩いたり丸太を道上げたり下ろしたり……。最後に3頭の象が絵を描くショーだ。終わると象が来てチップ(バナナ)をせがみ、渡さないと首に鼻が巻き付けられる。

 そこから牛車で移動した先の施設で象の背中に乗り、川に降りて川を渡り、対岸の山の中を散歩する。象によっては言うことを聞かず象使いが怒ることもしばしば。私の乗った象は大人しく途中でチップをせがんだだけだったので、楽しい道中だった。行き先の施設は川の上流にありそこからイカダで戻ってくる。その途中でも象を見ることができるので、象好きにはたまらない。

 現在(2020年3月以降)、メーサー・エレファント・キャンプは象乗りやショーは行なっていないが、象と触れあえる施設は再開しているようだ。

 また、ツアーの帰りの途中、モン族の村に立ち寄ることができた。モン族のカラフルなお面や盾のようなものなどを見つつ、藁葺きの家などを見学した。今思えばお面を買って帰りたかったなあ。

 ちなみに、現地のツアーを利用したのは圧倒的に安いからだ。チェンマイから20kmぐらいのところなので、タクシーやトゥクトゥクを利用して個人でも行ける。チェンマイに行くのなら象に会いに行くのも楽しいですぞ!

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/