若林直樹のトラベルフォトギャラリー

浦賀水道を見下ろす観音崎公園(神奈川県)

 いきなり梅雨から夏に変わり、無性に海が恋しい季節になった。そこで訪れたのが「観音崎公園」。三浦半島の東に位置し、浦賀水道を見下ろす絶景の場所だ。

 あまり予備知識がないまま歩いてみたのだが、世界大戦時には東京湾を守る重要な場所だったようだ。砲台跡や軍施設の跡がところどころに遺されており、灯台や海を見るだけのつもりで来たはずがいろいろと考えさせられる旅になった。

 駐車場は公園の中央近くに4か所あり計270台収容できる。また電車ならばJR横須賀線で「横須賀駅」から「観音崎」行きのバスに乗り換えてアクセスできる。

 公園は70ヘクタールあり、全部見てまわるにはとても広い。今回は灯台と砲台跡を中心に見学したが、園内には「観音崎自然博物館」や「横須賀美術館」があり、アスレチックなども併設している。好みに合った場所に行くもよいし、歴史ガイドツアーなどのイベントに参加すれば、より楽しい旅になるだろう。そしてなによりも海は外洋に近いため綺麗だ! 次回訪れるときは友人を誘ってバーベキューしながらのんびり海を見ていたい。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/