地元誌編集長の「ハワイ現地発」

【ハワイ現地発】365日のハワイ。オアフ島・マウイ島・ハワイ島・カウアイ島から絶景を厳選!

 あけましておめでとうございます。12月から今に至るまで、雨の日が多いハワイ。雨季とはいえ、これほどすっきりと晴れない日が続くのもめずらしい。そんななか、2026年の元旦は奇跡のように晴れ渡り、初日の出を見ることができた。

ワイキキビーチから見た初日の出

 久しぶりに太陽の光を浴びたハワイの自然は、キラキラと輝いていた。ハワイにも四季があり、光の強さや空の色は時期によって驚くほど違う。

 今回は、2026年の初日の出、元日に眺めたダイヤモンドヘッドをはじめ、「365日のハワイ絶景ショット」をご紹介。1年を通してハワイが見せてくれる、多彩な表情をご覧ください。

2026年1月1日

 初日の出の少し前。太陽が昇る直前に西側の空を染めていた。この現象を「ビーナスベルト」と呼ぶという。静寂に包まれるなか、2026年が始まる瞬間の情景。その後、東の空から太陽が現われた。なお、オアフ島南部に位置するワイキキからは、山越しに日の出を見ることになる。

ハワイの自然が持つ色の一つ。夜明けに一瞬だけ見せてくれる
大きな太陽が力強い光を発して顔を出した

 今年の元日だけは本当によく晴れた。初日の出を拝んだあとに一旦帰宅。サッとお雑煮を食べて、再びビーチへ。SUP(スタンドアップパドル)で沖へ出ると大きなホヌ(アオウミガメ)がプカ~っと顔を出して息継ぎをし、パドルボードの下を潜って「じゃあね」と言うように海底に消えていった。「海亀は波に乗って幸せを運んで来る」と言われるが、出会えた瞬間に十分幸せな気持ちに。ワイキキでSUPをしていると、ほぼ100%の確率で彼らに遭遇する。

海のなかから見るダイヤモンドヘッド。グリーンベルベット色をまとうのは緑が育つ雨季だけ
おまけ写真。安定感抜群のSUPボードの上にどっしり座ってこのように撮影

 ここからは、年間を通して撮ったハワイショットを!

冬のハワイ

 ちょうど1年前、最上階にステーキレストラン「エンパイア・ステーキ・ハウス」がオープンしたイリカイホテル。レストラン専用の直通エレベーターはガラス張りで、ぐんぐんと上る間、広がる景色に釘付けに。

アラワイヨットハーバー、アラモアナビーチパーク、その先のワイアナエ山脈の方まで見渡せる

 オアフ島のホノルルを中心に生息する真っ白な鳥、マヌオクー(シロアジサシ)。巣を作らずに、バニアンツリーやモンキーポッドの枝に直接卵を産むというめずらしい習性を持っている。2月ごろから秋にかけて産卵期らしいが、1年中ヒナを枝の上で見かける。ふわふわした丸い姿で親が魚をくわえてやってくるのをじーっと待っている様子をこちらもずーっと見ている。

 木の幹にブルーテープが巻かれていたら「マヌオクーがいるからそっとしておいてくださいね」のサイン。静かに見上げて見守ろう。

マヌオクーのヒナ。ホノルル市の鳥にも指定されている

 2月のノースショアは高い波が押し寄せる。とても海に入れる状況ではない。冬の期間はサーフィンの大会も開催されるので、ビーチでプロサーファーの技を観戦するのがお勧め。

2月のサンセットビーチ。水量が多く波が厚くてパワーがある季節

 オアフ島中央部の街ワヒアワにある「ロイヤルパームドライブ」。ロイヤルパームツリーが両脇に並ぶこの道は、ノースショアへ向かう途中に立ち寄りたい、ちょっとした名所。

ロイヤルパームツリー並木のなかをドライブ!

春の旅

 1000年以上前、人類はポリネシアからハワイにやってきたという。彼らは、月や太陽、星、風、海のうねり、そして海鳥の様子など、自然からサインを読み取りながらハワイにたどり着いた。そんな伝統航海術を甦らせるために誕生したカヌーが「ホクレア」。初出航から50週年を祝った2025年3月、カネオヘ湾は神秘的な雰囲気に満ちた。このエリアは独特の温度感を持っている。

2025年3月8日、クアロアで開催された「ホクレア50周年誕生祭」

 春ごろから徐々にハワイらしい強い日差しが戻ってくる。「天国にふさわしい館」と称されるホテル「ハレクラニ」。 その前には、海底から湧き出る真水と海水が混じり合う「カヴェヘヴェヘ」がある。古代ハワイアンは病気やけがの治癒にやってきた神聖な場所。

古くから癒しの水が湧くと伝わるカヴェヘヴェヘが目の前にあるハレクラニは創業109年の歴史あるホテル

 ハワイ島北東部の小さな街「ホノカア」へ続く道。広大な牧場のなかにある街ワイメアからホノカアへ向かう途中、五感でマイナスイオンを感じる。

前の車の大きさと比較すると道路脇の木々の高さがイメージできる

 黒砂やグリーンサンドビーチで知られるハワイ島だけれど、個人的ナンバーワンは、海の透明度が際立つ白砂のビーチ。溶岩の黒と砂浜の白のコントラストはハワイ島ならでは。カイルア・コナからクルマで30分弱のクアベイは地元の人の憩いのビーチ。

クアベイ・ビーチ。岩場があり魚がいるのでスノーケリングも楽しめる
カイルア・コナのキング・カメハメハ・コナ・ビーチホテル前のビーチ

 ビッグアイランドとの愛称を持つ広大なハワイ島。溶岩台地に覆われるこの島には、ここでしか出会えない風景がある。

溶岩とマウナロアの裾野が見せるハワイ島独特の風景
毎日違う色と表情を楽しめるマジックアワー

 オアフ島のシンボル・ダイヤモンドヘッド。乾季になる5月ごろに、緑色から茶色へと装いを変えていく。

5月、カピオラニ公園から臨むダイヤモンドヘッド

 サッと降り注ぐ「シャワー」と呼ばれる雨のあとには虹が現われるハワイ。ほとんどがダブルレインボーなのでよ~く見てみよう。

ワイキキの海にかかるダブルレインボー

 マウイ島ハレアカラ山。ハワイ語で「太陽の家」を意味するこの山の頂上から眺めるサンセットに言葉はいらない。360度のパノラマのなかで自分が丸い地球の一部にちょこんと立っていることだけを感じられる。

ハレアカラ山頂からのサンセット(5月)
太陽が沈んだあとの色の変化も見逃さないように!

 太平洋に浮かぶ小さなハワイの島々。一つ一つがまったく異なる表情を持っている。だから「どこに旅行したい?」と聞かれれば、迷わず「ハワイ」と答える。まだまだ、知らない島の魅力に触れたいから。

 5月に訪れたカウアイ島のナ・パリ・コースト。500万~600万年をかけて形成された断崖絶壁の海岸線は、旅を終えて8か月を経た今でも鮮明な余韻を残している。

豊富な雨と風、波の侵食により作り出された自然の造形美
「ナ・パリ」はハワイ語で絶壁。全長27kmの海岸線
イルカにも遭遇。スノーケルスポットもある

夏の日常

 7月某日。朝のビーチを歩くと、ハワイアン・モンクシールが仰向けで気持ちよさそうに「朝寝」をしていた。3月から8月にかけて彼らは出産シーズンとされ、親子で見かけることもある。

 絶滅危惧種に指定されているため、陸上でも水中でも150フィート(約46m)以上の距離を保つ必要がある。とはいえ、こうして歩道のすぐ脇で寝ていたりする……。

ワイキキビーチでスヤスヤと眠るハワイアン・モンクシール
人間も公園でお昼寝を。寝っ転がってヤシの木を撮るとこうなる

秋の日差し

 雨季が近づくと、ダブルレインボーが頻繁に現われる。サンセットタイムが徐々に早まるこの季節、優しい光のなかで海と陸をつなぐ虹ウォッチングを楽しもう。

ヒルトンハワイアンビレッジ前にかかる虹

 いつも通るカラカウア通りのバニアンツリー。樹齢何年だろう? あまりにも自然にそこにある存在だけれど、たまにふと立ち止まって見上げてしまうことがある。縦横に広がる枝と地面に垂れる気根。奇跡のような木。

カラカウア通りからカピオラニ公園の入り口に差し掛かった位置にあるバニアンツリー

 涼しくなった時期に登りたいココヘッド。一直線に伸びた急勾配のトレイルを制覇すると、ハワイカイの街、海、ダイヤモンドヘッドを見下ろす絶景というご褒美が待っている。

ワイキキの反対側から眺めるダイヤモンドヘッドのシェイプにも注目を!

 ワイキキでは、秋から冬にかけての期間のみ、太陽が海に沈む光景を見ることができる。

ワイキキビーチに沈む太陽

 なかなかうまくいかないときも、「この大自然のように、大きく、凛と生きよう」と背中を押してくれる。そんなハワイは写真を通して、きっと皆さんにも伝わるはず。

 今年もハワイパワーをお届けします。

大澤陽子

ハワイで発行している生活情報誌「ライトハウスハワイ」編集長。日本ではラジオアナウンサー、ライターとエディターとして活動。2012年にハワイへ移住。新聞やハワイのガイド本などの編集に携わる。ハワイのビーチとビールをこよなく愛している。