ハワイ現地発
【ハワイ現地発】今年ハワイで本当に買ってよかったもの ~インテリアから実用品まで~
2023年12月11日 12:00
ホノルルマラソンを控えて日本人も増えているハワイは、ホリデーシーズンでどこもかしこもセール、人、セール、人で、大にぎわい。思えばこの1年、何を買うにもまずはセールのタイミングを見計らっていた。定価の場合はなおさら失敗はしたくないし、それに見合ったものしか買いたくない、というのが正直なところ。そんななかで今年買って本当によかったもの、リピートした店を挙げてみたい。
コアウッドのパドルとハワイアンアイランズ
いつか欲しいと思っていたコアウッド製のパドル。年々値上がりしていくのでいよいよ購入した。30年のキャリアを持つコアウッド職人のグレッグ・イーブスさんの工房「Kalai Koa Woods」は、市場価格より4割も低い。彼の曽祖父はイオラニ宮殿のコアウッドの階段を制作し、そこから祖父、父親、そして自身もこうしてクラフトマンシップを受け継いでいる。
ハワイ8島を模ったコア製ハワイアンアイランズの壁掛けに一目惚れして、こちらも入手した。
ハワイの人は自宅にコア製の家具を置く人も多いが、コアウッドは部屋に独特の存在感を放っていて、その空間が心地よい。毎日見るたびに心がときめく買い物だったと思う。彼の作品は、コアウッドの名店マーティン・マッカーサーでも購入できる。
クリス・ゴトウさんの絵とパレオ
クリス・ゴトウさんは、日本で生まれ9歳までを鹿児島で過ごし、その後香港やニュージーランドを経て2006年からハワイで活動をしているアーティスト。8月の「メイドインハワイフェスティバル」の取材に行った際に、出展していたブースでご本人に遭遇した。
マウイ火災直後だったこのとき、「大好きなマウイを思って描いた」と、マウイとのご縁とともに涙ながらに語ってくれた。フェスティバル期間限定でその売り上げ100%を寄付すると言っていた絵を迷わず購入した。見るたびに切ない気持ちになるが、「なんとかマウイの力になりたい」と誰もが思って買い物をしたあの日を思い起こさせてくれ、継続的な支援を誓う、そんな存在となっている。
スパムむすびデザインのパレオは、生地にもこだわっていると教えてくれた。ビーチで濡れても砂がパラっと落ちること、すぐに乾くこと、やわらかく赤ちゃんにも使えること、乾燥機で乾かすとふわっとすることなどなど。実際にそのとおりでソフトな肌触りが気持ち良過ぎて数か月後にもう1枚購入してソファカバーにしている。
ソーハリビングのクッションカバー
観光客からも地元からも人気が高い雑貨店「ソーハリビング」。ハワイらしいアイテムが店内に並び、デザインや色合いがナチュラルなので、部屋になじむ。特にお気に入りはメッセージがデザインされたソファカバーで、見るたびに「うん、そうだよね」と癒されるので、セールのたびに買い足した。
アロハコレクションのバッグ
旅行の際に軽くて、ビーチに行って濡れた水着をしまえるようなウォータープルーフバッグが欲しいという発想で生まれたというブランド。ハワイでこのバッグを持っている人を見ない日はないほど多くの人に愛されている。驚くほど軽くて丈夫で、デザインも豊富。最初は毎日の散歩用にウェストポーチを買ったが、その後、ポーチ、ショルダーバッグ、ダッフルバッグを購入。ヘビーローテーションしている。
アロハコレクションは、収益の5%をハワイの自然保護団体に寄付しているという。こうしてハワイの自然からインスピレーションを受けてデザインをするなど、この土地でビジネスをしていることに感謝して、恩返しをしようというスモールビジネスは数多い。せっかくならできる限り地元のものを買おうと思う。