ご当地土産セレクション
香川土産の「おととせんべい」と「かまどパイ」
2023年1月20日 11:00
今回は香川県から厳選した2商品をご紹介します。といっても、ソウルフード“讃岐うどん”ではなく、全国では意外と知られていない隠れた名物。日本一面積の小さい県でありながら、こんぴらさんの名で親しまれる「金刀比羅宮」やまるでジブリ映画のような景色が広がる「小豆島オリーブ公園」など、魅力スポットが凝縮された香川県らしい味土産です。ぜひ旅の思い出に。
象屋元蔵「おととせんべい」
香川県は瀬戸内海に面し、漁業が盛ん。おととせんべいは、そこで獲れた海の幸を丸ごと生かした商品です。昨今、SNSなどでイカやエビをプレスして焼き上げる海鮮せんべいが人気を再燃させていますが、瀬戸内沿岸部では大正時代から身近にある小魚やエビを姿のまませんべいにして食べる文化があったそうです。
高松市に本社を置く象屋元蔵はその伝統を受け継ぎ、昔ながらの製法で手作り。市場で仕入れた新鮮なおとと(=お魚)を丁寧に下ごしらえし、素材の風味がダイレクトに味わえるよう無添加で、1枚ずつ薄焼きに仕上げています。
種類は季節によりアジ、タコ、イカ、キス、カレイのほか、頭まわりのミソが美味しいエビや高級魚のベラ、地元ではグチと呼ばれるイシモチに、ハゼやコチといった珍しい地魚も。まるで“魚の標本”のようなラインアップで、見た目にも楽しいお土産です。
おととせんべい
内容量: 小判6枚入り
価格: 1300円
賞味期限: 製造日から75日
販売場所: JR高松駅、高松空港、府中湖PA(下り)、道の駅 源平の里むれ、かがわ物産館 栗林庵(栗林公園内)、豊島観光協会など
名物かまど「かまどパイ」
続いては昭和11年に創業した「名物かまど」が手掛ける商品。香川県民なら誰もが一度は聞いたことがあるという「か~ま~ど~、か~ま~ど~♪ まるい心はかまどのお~か~し~♪」のCMでおなじみの銘菓が、そのまま会社名になっています。
紹介したいのは、その名物かまどを洋風にアレンジした厳選バターたっぷりの「かまどパイ」。和菓子の「名物かまど」とは見た目も味もまるで異なる、いわゆるリーフパイです。地元・讃岐では子供からお年寄りまで絶大な人気を誇り、年間500万枚を売り上げるそう。
たしかに、ほどよい厚みのパイ生地と裏側にまぶされたグラニュー糖がザクザクと食べ応えのある食感を生み出し、トッピングのくるみが香ばしさを引き立てます。優しい甘さで紅茶やコーヒーと相性抜群。何枚でも食べられてしまいます。
かまどパイ
内容量: 5枚入り
価格: 610円
賞味期限: 製造日から60日
販売場所: 総本店、坂出駅南口店、瀬戸大橋店、高松店、高松郷東店、志度店、丸亀店、琴平店など
名物かまど
内容量: 3個入り
価格: 259円
賞味期限: 製造日から40日
販売場所: 総本店、坂出駅南口店、瀬戸大橋店、高松店、高松郷東店、志度店、丸亀店、琴平店など