鳥取土産の「とうふ竹輪」と「かにみそバーニャカウダ」

鳥取土産の定番「とうふ竹輪」

　日本列島にこの冬1番の寒波が襲来していますが、鳥取県の「松葉がに」をはじめとするブランド紅ズワイガニは、冬にしか味わうことのできない逸品。寒さの厳しい日本海側だからこそ楽しめる食材や旅する魅力があります。今回は、そんな鳥取の伝統技と新しい発想が見事に融合した2つのお土産をセレクトしました。

かろや商店「とうふ竹輪」

　とうふ竹輪は主に鳥取県中東部で古くから生産されてきた独特の加工食品。魚肉を使ったいわゆる“ちくわ”でも、関東発祥とされる“ちくわぶ”でもありません。

　木綿豆腐と白身魚のすり身を7対3の割合で混ぜ蒸し上げたもので、鳥取では日常の食卓から冠婚葬祭まであらゆるシーンの料理で使われるという万能さ。県の「ふるさと認定食品」にも選ばれています。

　かろや商店はそんな伝統のとうふ竹輪を製造・販売する練物屋。ふんわり豆腐の香りと噛みしめるほど魚の旨味が口に広がる昔ながらの味が評判で、「蒸し」と「焼き」の2大商品はお土産の定番にもなっています。

　コンビニでよく売られているささみやかまぼこの「プロテインバー」に匹敵する、低糖質＆高たんぱくのヘルシー食品です。

県内ではさまざまな「とうふ竹輪」が売られています。炒めたり、穴のなかにチーズや野菜を入れて夕食のおかずやお弁当にも

かろや商店では1人でも食べきりやすいハーフサイズも販売。お土産に配りやすいです

同じく有名店の「ちむら」が販売するカレーちくわやねぎちくわは若い人にも人気

門永水産「かにみそバーニャカウダ」

　鳥取のお取り寄せグルメとして人気急上昇中の「かにみそバーニャカウダ」。手掛けるのは、県内最大の市場・境漁港エリアに本社を置く門永水産です。

　浜前に水揚げされた紅ズワイガニの濃厚なかにみそを贅沢に使用し、そこに香り高い青森県産ニンニクと、さらに「白バラ牛乳」で知られる地元の大山純生クリームを加え、長年で培った加工技術で極上のディッブソースに仕上げています。

　生野菜スティックや冬の根菜、カニ身、パンなどにつけて美味しいのはもちろん、パスタソースにしたり、焼きおにぎりに塗ったりと、アレンジの幅広さも魅力。銀座の活けカニ料理店なら何万円もする高級品を、手軽に自宅で楽しめるという逸品です。

電子レンジや小鍋で「かにみそバーニャカウダ」を温めて、お好みの食材にディップして召し上がれ

境港産紅ズワイガニの濃厚なかにみそのコクと甘みをダイレクトに味わえます

鳥取県日南町産トマトを使用した「中国雲南風 かにみそトマトジャン」もお勧め