ご当地土産セレクション
福岡土産の「大宰府 梅ヶ枝餅」と「スプーンで食べる苺フィナンシェ」
2023年1月13日 11:00
今回は、福岡県で見つけた2つのお土産をご紹介します。博多水炊きやもつ鍋、玄界灘で獲れる新鮮な海の幸、屋台のとんこつラーメンと、“うまかもん”が目白押しですが、現地で食べてこそ美味しいのが福岡グルメ旅の醍醐味。お土産として手軽に買って帰るなら、こちらもハイレベル揃いのスイーツ系がお勧めです。
茶房きくち「梅ヶ枝餅」
学問の神様として知られる太宰府天満宮。「梅ヶ枝餅」はそこに祀られる天神さまこと、菅原道真公に深いゆかりのある和菓子です。大学入学共通テストが始まるこれからの受験シーズンには多くの参拝客が訪れ、門前町で焼きたての梅ヶ枝餅を味わう姿が見受けられます。
正面鳥居から100mほど進んだ表参道沿いにある「茶房きくち」も、そんな梅ヶ枝餅を販売する人気店の1つ。十勝産小豆「雅」を使って独自の製法で炊くあんこや最高級の国産もち米粉とうるち米粉をブレンドした生地など、素材にこだわり毎日手作りしているそう。1階でお土産用を購入でき、2階の喫茶コーナーでは飲み物とのセットメニューも味わえます。
ちなみに“梅”と名前が付きますが、梅は入っていません。平安時代、太宰府に左遷され食事もままならない道真に、近くの老婆が梅の枝に粟餅を巻き付けて差し入れたのが由来とされています。
石村萬盛堂「贅沢いちごのフィナンシェ」
続いては、福岡県が誇るブランド「あまおう」を贅沢に使用したフィナンシェ。フィナンシェといえば、外はさっくり、なかはジュワっとバターのコクを感じるフランス発祥の焼き菓子ですが、こちらはしっとりとろける口当たりが特徴の“スプーンですくって食べる”フィナンシェです。
生地にはあまおう100%のソースとジャムが使用されており、甘酸っぱくて濃厚な完熟感を楽しめます。
手掛けるのは、博多銘菓の1つ「鶴乃子」などを製造・販売する石村萬盛堂。明治38年に創業した由緒正しい老舗でありながらも、“博多手一本”から着想を得たキャラメルクリームの「祝うてさんど」や九州の唐津レモンを使った「レモンケーキ」など、若い人にも親しまれるユニークな洋菓子をプロデュースしています。
1月~2月はあまおうが甘みを増し、とくに美味しい季節。福岡へ赴く際は、ぜひチェックしてみてください。
贅沢いちごのフィナンシェ
内容量: 4個入り
価格: 972円
賞味期限: 製造日から約1か月
販売場所: 福岡空港、基山PAなど ※在庫状況は店舗により異なる