ボーカリスト琴音の音楽旅

「ザ・昭和レトロ!」真夏のホットスポット「青梅赤塚不二夫シネマチックロード」を行く!

青梅にある「青梅赤塚不二夫シネマチックロード」を歩いてきました
(撮影:國玉照雄)

 6月24日に「両神山麓トレイルラン」という大会で20.7kmの部で完走しました。通っているクロスフィットジムのトレーナーさんに誘われて出ることになったトレイルランニングの大会。それまで、山を走ったことのなかった私は大会前に自主練に青梅丘陵ハイキングコースに行きました。

 JR軍畑(いくさばた)駅をスタートして、ゴールをJR青梅駅に設定。そのときに、ゴールした青梅駅近辺に唖然! 何故なら、私の大好きな昭和レトロな映画看板の立ち並ぶシネマチックロードがあったからです。12kmほど山を走ったあとで靴もドロドロ、汗まみれで、赤塚不二夫会館などに入りたかったのですが汚したらわるいな、と思いこのときは断念しました。

 しかし、どうしてもこの青梅シネマチックロードが忘れられず、青梅を再訪してきました! 7月の猛暑日、昼過ぎにJR青梅駅に降り立ちました。昭和レトロ商品館の隣のボンボン亭で、餃子を食べようと思いきや定休日。ということで赤塚不二夫会館の隣の、おうめチキンというお店で、塩唐揚げを購入しました。夏の暑い日に食べる唐揚げ最高!

青梅赤塚不二夫シネマチックロード
シュールさがかわいい山口マオさんの描く映画看板
ニャジラ?
レトロな商店街の至るところに映画看板が!
唐揚げ専門店「おうめチキン」
店主のお言葉がおもしろすぎ
塩から揚げ、シンプルなお味でめっちゃ美味しかった

 赤塚不二夫会館で、近隣の昭和を巡る3館めぐり券を800円で購入して中に入りました。意外にビックリしたのは、赤塚不二夫先生の若かりしころが思いがけずイケメンだったこと。「おそ松くん」は、近年「おそ松さん」としてもブレイクしましたね。赤塚不二夫先生というと「天才バカボン」などギャグ漫画のイメージが強かったのですが、「ひみつのアッコちゃん」も赤塚不二夫作品とは知りませんでした。

 原稿も飾られていて、色使いもさることながら絵からあふれ出るエネルギーが凄かったです。天才って、ないところからこういう力を作品に込められる人のことをいうんだなと思いました。

入口すぐの赤塚不二夫キャラクター展
赤塚不二夫先生の生み出したさまざまなキャラクターたち
赤塚不二夫先生の愛した猫「菊千代」のコーナー
レトロな階段、たまりません
赤塚不二夫先生とバカボンのパパ
(撮影:國玉照雄)
赤塚不二夫先生の住んでいた部屋をイメージしたコーナー
原稿コーナー「おそ松くん」
原稿コーナー「ひみつのアッコちゃん」
女の子の夢、かわいすぎ

 赤塚不二夫会館の次は、隣の昭和レトロ商品博物館に入りました。ここがもう、私的にはドンピシャにツボで最高でした! 昔懐かしのお菓子や、おもちゃ、私のリアルタイムよりはるかに古いものですがトキメキます。駄菓子屋さんに映画看板、自転車の紙芝居屋さんまで! 昭和の街並みにタイムスリップしたかのよう。

 2階は小泉八雲の「雪おんな」の発祥に青梅がまつわることから、「雪おんな」と青梅についてのコーナーになっていました。畳で、本を見ながら少し休憩。天井が低いため、クーラーの風が直撃し雪女が今にも出てきそうに冷えました。

懐かしのパッケージの飲料
昭和堂
子供の天国
懐かしの駄菓子屋さん
昭和の文房具
レトロな化粧品たち
郵便ポストかわいすぎ
自転車の紙芝居屋さん
日本映画でレ・ミゼラブル
時代劇の映画看板、カッコイイ!
雪女の部屋へ上がる階段
畳でクーラーが利いていて、雪女出てきそう
雪女のイメージ画
雪女に関連する本。閲覧可
雪女の人形などのコーナー
中原淳一の絵、やっぱりかわいい

 少し涼んで休憩したあと、最後の昭和幻燈館に向かいました。青梅からデビューしている「Q工房」のお2人の作品が展示されています。猫モチーフがかわいい! 音楽も、古いビッグバンドジャズでレトロな雰囲気で暗い館内の雰囲気を盛り上げています。3館めぐり券に付いていた、100円でドリンクを飲める券を使いアイスコーヒーをいただきました。

 カフェコーナーも、古い映画のポスターなどでかわいい! 映画のパンフレットや、お菓子、日本の昔の俳優さんのブロマイドも販売していました。本当に今年は暑いですね、と受付のおばあちゃんとお話してほっこり。涼んで、昭和幻燈館を出て駅前に戻りました。

ニャーン?
かわいいテレフォンボックス
かわいすぎるバス停
昭和幻燈館入口
Q工房のお二人の略歴と墨絵
ぬいぐるみ作家 有田ちゃぼさんの作品
墨絵作家 有田ひろみさんの作品
レトロな猫看板
クリーム「ニャ」ラメル?
青梅宿幻想「猫町通り」
三船敏郎とカトリーヌ・ドヌーヴ。並ぶとすごいパワー
どちらの映画も好き
懐かしのブロマイド
アイスコーヒー。カフェコーナーも併設

 以前来たときも、おもしろそうで気になっていた「つぶあんカフェ」へ。本当に暑くて、少し歩いただけでもお店に入りたくなくってしまいます。お食事も美味しそうだったのですが、あまりの暑さとつぶあんカフェという名前にちなんでコーヒーあずきフロートを注文しました。細かめの氷に甘さ控え目のアイスクリーム、つぶあんによく合います! つぶあんも、しつこい甘さではなくさっぱりしていたので暑い日でも美味しくいただけました。

 お店の方に「ラフティングの帰りですか?」と聞かれ、青梅でラフティングもできると知りました。暑いので、今年はもう登山はキツイかなと思っていたのですがラフティングなら喜んでしたい! 青梅シネマチックロードが好きなので、また再訪したいと思っていたのですがラフティングができると知り、また青梅に来ようと思いました。

 青梅丘陵ハイキングコースも、案内板がたくさんありとても分かりやすいよいハイキングコースです。前回行ったときは、土日でも意外と空いていたので走るのにもとてもよかったです。都心から、電車に乗ってしまえばそれほど遠くない青梅。自然もたくさんありますが、赤塚不二夫会館などアートな街の側面もあります。自然に触れたあとは、アートな街並みで芸術鑑賞というのもいかがでしょうか。

猫と共に去リぬ!?
駅までの道も楽しいです
青梅つぶあんカフェ
美味しそうなものばかりのメニュー
このインテリアすごい私好み
レジカウンター
コーヒーあずきフロート

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。ブログはhttp://ameblo.jp/singersax-kotone/