ボーカリスト琴音の音楽旅
見に行きませんか? 紅葉2016! 奥多摩・氷川渓谷で絶景散歩
2016年11月26日 00:00
なんだかんだ、毎年この時期に“わざわざ”紅葉を見に行ったことがないと気付いたワタクシ。せっかくだから、今年はちゃんと計画して紅葉を見に行こう! と決めました。電車で行ける東京都内の紅葉スポットをネットで検索。奥多摩の氷川渓谷を見つけました。
奥多摩駅にはバーベキューなどで何度も訪れたことがあります。しかし、1人で紅葉を見に行くのは初めて。行ったことがあるのは、夏や5月の温かい頃しかありません。どんな旅になることやら!?
まず、JR中央線で青梅駅を目指します。東京駅からの青梅線直通列車もありますが、今回乗った高尾駅行きでは青梅方面には行かないので、立川駅で乗り換えました。立川駅の駅ナカの充実っぷりに感心。早朝でなければ、この辺りで軽食を買うこともできます。
立川駅から青梅線で青梅駅に向かいます。30分ほど電車に揺られ、青梅駅で下車。同じ青梅線の奥多摩駅行きをホームで待ちます。待合室がなんともレトロでかわいい。ホームにトイレもあるので、寒い日でも電車を待つのが苦ではありません。この日は、とても暖かく外のベンチで日向ぼっこしながら待つことができました。奥多摩は寒いかと思い、ダッフルコートを着て行ったのですが、寒過ぎず丁度よいぐらいでした。ただ、日陰になると冷えるので、防寒はしっかりして行くのがオススメです。
奥多摩駅までは、さらに30分ほど電車に乗って、ようやく到着。奥多摩駅自体もかわいい。そんなに数は多くないですが駅にはコインロッカーがあるので、荷物を入れることもできます。駅を出てすぐ左にトイレがあるのもうれしいです。
奥多摩にはお昼どきに到着したので、散策よりも食事を先にすることに。土蔵食亭(三河屋)で山家膳をいただきました。古い蔵の中は、古道具が飾られていてレトロな雰囲気満点。山の隠れ家、といった雰囲気でしょうか。
時計が古いものが多くて、とてもかわいかったです。囲炉裏も、普段は使用することはないそうですが、飾りではなく本当に使えるそうです。本格的。
肝心のお食事は、鱒の塩焼き、野菜の煮炊き、渋皮付きで甘く煮た栗に白ご飯、シメジのお吸い物など山の幸、川の幸がたっぷり。エゴマの葉を煮たものが、ご飯にピッタリでした。鱒の塩焼きの中には、味噌が詰められていてこれがまた絶品です。
刺身こんにゃくも絶品でした。甘いおかずと、しょっぱいものとを交互に食べるとどこまででも食べれてしまいそう。きれいに完食しました。山の幸をふんだんに使った創業180年の建物とお味を堪能しました。お隣の建物の三河屋旅館では、日帰り温泉もやっているそうです。
しっかり腹ごしらえをして、紅葉散歩スタート。少し食べ過ぎたかなと思いつつ、まずは奥氷川神社に向かいました。立派な三本杉と、真っ赤に色付いた紅葉を発見。早速よい景色に出会えました。
奥氷川神社に参拝して、さらに下って行くと美しい川と紅葉が! 氷川小橋と、紅葉が相まって、天国があったらこんな感じか!? と幸せ物質セロトニン大放出。まだ残っていた緑と、紅く染まっている葉が交わって本当にきれいでした。写真を撮りに来ていた方や、絵を描きに来ていた方もたくさんいました。この景色をなにかに残したい、と思ってしまいますよね。
橋を渡り、遊歩道を歩いていきます。きれいに舗装されているので歩きやすいです。大自然のなかを、のんびり森林浴。めちゃくちゃ気持ちよかったです。この日は天気もよく暖かかったので、最高でした。
とけはしを渡ると、かぐや姫が出て来そうな竹林に出くわしました。竹林を抜けると、一旦住宅街へ。氷川小橋からここまで、サクサク歩いたら20分ほどでしょうか。ここから、さらに上へ行きたくなって、住宅街を登り、奥多摩森林セラピーロードの入り口まで来ました。ここで、来た道を戻ろうと下ることにしました。山々が並ぶ姿をパシャリ。よい写真が撮れました。
遊歩道に入り、木々に囲まれた道を歩きます。少し陽も弱まり、逆から歩くと見える景色が違っていました。とけはしを渡ろうとしたら、川の水がきれいで、透き通って水の中が見えていました。空が川に映っていて、この世にこんな美しいものがあるのかと自然のすごさを目の当たりにしました。帰りはゆっくりと森林のマイナスイオンを感じながら、歩きました。
わざわざ紅葉を見に来たのは初めてでしたが、見に行って本当によかったです。忙しいとなかなか見に行くのは難しいですが、時間を作って見に行けば、そのぶん大自然に癒されてエネルギーをチャージできます。氷川渓谷は、奥多摩駅からも近くアクセスもよいので、クルマがなくてもスムーズに行くことができます。
都会の喧噪を離れて、電車に飛び乗って自然に触れる時間をもっと作ろうと思いました。美しい紅葉と川、山の幸たっぷりの食事。期間限定の美しい紅葉を、時間を作って見に行ってみてはいかがでしょうか。