私のイチオシ旅行グッズ

出張時の利便性を追求したノートPC「VersaPro UltraLite タイプVC」

NEC プラットフォームソリューション事業部 スマートデバイス戦略Gの柳生瑞希氏

 世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。

 NECから出張など外出先での作業やWebミーティングでの利便性を追求した13.3型モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVC」が発売された。同社 プラットフォームソリューション事業部 スマートデバイス戦略Gの柳生瑞希氏に開発の狙いを伺った。

――開発の経緯を教えてください。

柳生氏:コロナ禍での新しい働き方として密度の高い場所・時間を回避しながら、オフィスと在宅勤務を使い分けるハイブリッドワークをはじめ、より自由に働く場所を選択する考え方が増えるなか、多様化する“新しい働き方”を支援できるPCを考えました。

――どんな機能があるのでしょうか。

柳生氏:従来の12.5型から13.3型と液晶画面サイズを拡大しながらも、本体は1kgを切る軽さを維持し、視認性と携行性を両立しました。さらに、ハイブリッドワークが進む中、モバイルPCでもメインPCとして使用できるような高い性能が求められてきていることを考慮して、AMD製CPU「Ryzen 5 5500U」を採用しました。

 また、ハイブリッドワークでは必要不可欠になりつつあるWebミーティング時の便利機能も色々と用意しました。声の聞き取りやすさを向上したり、ミーティングの最中に気になるエアコンや扇風機など周囲の雑音を低減したりする従来の機能に加え、キーボードのタイピング音を低減する機能も追加しました。そして、自宅や出張先から参加している際に、自分の背景に意図としない映り込みに気づいて咄嗟にこれを防ぐことができる物理的な「カメラシャッター」も搭載して、利便性の向上を図りました。

 モバイルPCであっても、3つのUSBポートやHDMI、有線LANポートなど、各種インターフェイスを取り揃えました。USBポートでは映像出力に対応したUSB Type-Cも装備し、HDMIポートと併せて、外出先での映像出力の際には、その場の拡張ディスプレイにも柔軟に対応することができます。

VersaPro UltraLite タイプVC

――こだわりのポイントは?

柳生氏:PCの持ち運び、とくに出張などの際には、何かと荷物が多くなりがちで、PCの軽さは重要ポイントだと考えていましたので、部品や素材を工夫することで、画面サイズの拡大などの強化を図りながらも1kgを切る軽さ約971gを維持しました。

 また、AMD製CPU「Ryzen 5 5500U」の搭載は、Webミーティングをしながら業務ソフトを利用したり、動画データを再生しながら資料を作成するといった作業効率のアップに貢献することを意図して検討した結果です。

 オフィスや出張先では、有線LANを使用することがあると思いますが、格納型有線LANポートを引き続き標準搭載しておりますので、アダプターを持ち運んだり、置き忘れや紛失のリスクもなくなるため、安心して便利に使っていただくためのこだわりとしています。

軽さを追求しながらも格納型有線LANポートを装備

――どんな人に使ってもらいたいですか?

柳生氏:ハイブリッドワークで何かと移動することがある方や出張する機会が多い方で、外出先でも、1台のモバイルPCで、Webミーティングや資料作成など一通りの業務をストレスなく行ないたいという方へお勧めします。

――ありがとうございました。