週末駅弁

仙台駅「宮城の郷土料理 はらこめし」

宮城の郷土料理 はらこめし

 仙台の名物といえば牛タン!というわけで仙台駅でも多くの駅弁が販売されていますが、今回紹介する「はらこめし」も宮城県の郷土料理としてとてもよく知られていて、こちらも複数の駅弁が販売されています。

 今回紹介する駅弁もズバリ「宮城の郷土料理 はらこめし」というド直球のネーミング。戦後生まれの名物 牛タンに対し、はらこめしは藩政時代にはすでに阿武隈川の河口で地引網を行なっていた漁師の漁師飯として食べられていたそうです。今でも産卵のため鮭が遡上する河川があり、銀鮭の養殖においても全国で圧倒的なシェアを誇る宮城県ならではの歴史ある料理です。

銀鮭煮が、その煮汁で炊いたご飯を覆い尽くしています

 鮭自体は多くの駅弁に入っている定番の食材ですが、その多くは焼いたもので、はらこめしのように煮た鮭の料理はあまり多くありません。郷土料理というとどこか素朴な味わいを想像しますが、うっすらと醤油で味付けされた宮城県産の銀鮭煮は、しっとりとした食感も相まって上品な味わいです。その煮汁で炊いたご飯(宮城県産ひとめぼれ)との相性はわるいわけありません。もちろんご飯だけ食べても鮭の味がします。

多くの駅弁に見られる焼き鮭とは違う銀鮭煮の食感も楽しい
銀鮭煮の煮汁で炊いたご飯は、当然そのまま食べても銀鮭の味がします

 料理の名前にもなった腹子(はらこ)はマスいくらで、こちらも醤油漬け。別添えでたっぷり入っているので、銀鮭煮やご飯との好みのバランスで食べられます。ちなみに、大根やきゅうりの漬物も淡い醤油の味で統一されているので、全体的にまとまりのいい味付けの駅弁になっています。

料理の名前にもなった腹子(はらこ=いくら)の醤油漬けはカップで別添えになっています
いくらが別添えなので ご飯:銀鮭煮:いくらを好みのバランスで食べられます
大根やきゅうりの漬物も淡い醤油の味で統一されています
仙台ではよく見かけるこばやしの駅弁。小林亜星さんのイラストが目印です

 これまで個人的には宮城県と鮭は結びついていませんでしたが、今回のように駅弁がきっかけで地域の情報を得るのも旅の楽しみの1つかもしれません。

「宮城の郷土料理 はらこめし」

価格: 1780円
販売駅: JR仙台駅
購入場所: JR仙台駅改札外 駅弁屋 祭 仙台駅店
購入日: 2026年5月14日