週末駅弁

仙台駅「たんや善治郎 特上厚切り牛たん弁当」

「たんや善治郎 特上厚切り牛たん弁当」

 仙台名物、牛タンのちょっと贅沢な駅弁が今回紹介する「たんや善治郎 特上厚切り牛たん弁当」です。仙台市内をはじめ宮城県内に数多くの店舗を構える牛タン屋「たんや善治郎」の味を楽しめるもので、肉厚の牛タンは炭火焼ならではの味わいを強く感じる駅弁となっています。

ご飯の上にはぎっしりと牛タンがのった、ちょっと贅沢なお弁当です
牛タンはしっかりとした厚みがあります

 また、歯応えも牛タンならではのしっかりしたもので、お弁当であってもお店の味に引けを取らないという満足感の高さも大きな特徴です。ちなみにお好みで使える唐辛子も添付されていますが、牛タンの風味がとてもよかったので、筆者は一切れだけに試しに使ってみたものの、結局そのままいただきました。

唐辛子が添付されています

 付け合わせは甘い味噌の味付け牛タン、マイルドな辛さでたんの味わいがしっかりしているたん辛メンマとこちらもたん尽くし。歯応えのしっかりしたいぶりがっことピリリと刺激強目の南蛮味噌漬けも存在感強目で食事自体が単調にならずとても楽しめます。

味付け牛タン&たん辛メンマ
いぶりがっこ
いぶりがっこの右にある南蛮味噌漬けはピリリとした刺激強目です

 加熱機能付き容器に入っているので容器の横の紐を引くとジュッという音ともにかなり湯気が出て、すぐに熱々の牛タン弁当のできあがります。一方で厚みのある容器のわりには発熱剤が場所を取っているので、ご飯はそれほど多くありませんが(容器の深さの3分の1程度のご飯です)、そのくらいの方がご飯と牛タンのバランスはよいように感じます。

 ちなみご飯が麦飯ではなく白米を使用しているのは冷めたときの味を考えてのことだそうです。加熱機能があるにもかかわらず冷めたときのことも考慮しているところに駅弁らしい配慮がうかがえます。

加熱容器の横の紐を引くとすぐに温まります
ご飯は白米で容器の深さの3分の1くらいの量です
温めると牛タンが一層美味しそうに見えます

 なお、仙台駅から仙台空港までは快速電車で20分弱という近さですが、発熱剤を使っているのでこのお弁当は飛行機にはのせられないそうです。駅弁売り場にも表記されているうえに店員さんにも念を押されました。

「たんや善治郎 特上厚切り牛たん弁当」

価格: 2300円 (購入時)
販売駅: 仙台駅
購入場所: 新幹線14-15番線ホーム 駅弁屋
購入日: 2022年8月19日