週末駅弁

新大阪駅「パンダくろしお弁当」

パンダくろしお弁当

 和歌山のテーマパーク「アドベンチャーワールド」とJR西日本が共同開発したラッピング列車「パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』」の運行を記念して、2020年に登場したのが今回紹介する「パンダくろしお弁当」です。

 手がけたのは関西圏で駅弁を数多く販売する神戸の老舗 淡路屋。さまざまなバリエーションを展開する「ひっぱりだこ飯」を筆頭に、旅のお供なのに「JR貨物コンテナ弁当」とか、令和の今に「夢の超特急0系新幹線弁当」とか、鉄道にまつわるさまざまな駅弁を出している、あの淡路屋です。

2頭のパンダがかわいい

 購入動機はズバリ掛け紙のデザイン。中身はあまり考えずに選びました。内容は丸く盛ったおにぎり“っぽい”ご飯が2つと、彩りも鮮やかなおかずの組み合わせ。丸型に盛ったシンプルなご飯に楕円状の小さな海苔を3つ乗せればジャイアントパンダのキャラ弁のできあがり。隙間に詰めた黒豆煮は耳っぽいです。最小限の手間で最大限の効果を生み出すアイデアに脱帽です。このパンダ、おにぎりっぽく見えますが手づかみでは食べにくいのでお箸でいただきます。

小さく切った海苔の目鼻と黒豆の耳でパンダのできあがり

 おかずは黄色い玉子焼きの上に星形にカットしたオレンジの人参煮。脇を茹でブロッコリーでかためているので色鮮やかで楽しげです。タコさんウインナーも入っていてちょっと子供っぽい見た目ですが人参煮は甘さ抑えめ、ブロッコリーもしっかり野菜らしさが活きていて、味はそれほど子供っぽくありません。

おかずの味付けは見た目ほど子供っぽくはありませんので大人でも安心して食べられます

 おかずの下にはスパゲティが隠れていますが、ほかに濃い味のおかずがないのでこのケチャップの味が思いのほか強く感じられ、お弁当のアクセントになっています。デザートは笹の葉に包まれた餡入り餅。パンダの弁当だから笹なんですね。

玉子の下にはスパゲティ、餡入り餅はパンダ弁当だけに笹で包まれています

 アドベンチャーワールドからパンダが去ったのが2025年の6月28日。そして今年の1月には最後の砦、上野動物園からも去ってしまいました。筆者は日本でのパンダ最後の日の盛り上がりっぷりをテレビで見て、その愛されっぷりに少々驚かされましたが、パンダ顔の特急列車「パンダくろしお」や駅弁は今なお健在です。ファンの方はそれぞれの想いを胸に特急列車で駅弁食べながら旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「パンダくろしお弁当」

価格: 800円
販売駅: JR西日本 新大阪駅
購入場所: エキマルシェ新大阪内 駅弁にぎわい
購入日: 2026年3月5日