三島駅「箱根山麓豚 炙り焼き弁当」

「箱根山麓豚 炙り焼き弁当」

　JR東海道線/新幹線の停車駅にして伊豆箱根鉄道 駿豆線の起点、三島駅は名物の鰻、愛鷹山麓の牛や箱根山麓の豚、お隣沼津の海の幸など使ったお弁当のバリエーションが豊富な駅です。今回はそのなかから箱根山麓豚を使った「箱根山麓豚 炙り焼き弁当」を紹介します。

炙り焼きされた豚肉は付け合わせの野菜の下にまでびっしり敷き詰められています

　まずは主役の豚は味噌漬けしたものを1枚1枚炙り焼きしたもので、甘めの味噌と、ご飯との間に敷いてある炒め玉ねぎの甘さとがとてもなじんでいます。特筆すべきはこの豚肉、食べ応えのある厚みのものが7枚つけあわせの野菜の下にもびっしりと敷き詰められている点です。名物として謳いながら微妙にその主役の量が少なめのお弁当にもときどき出会いますが、今回は期待以上のボリュームで満足感たっぷりです。

厚みのある豚肉は食べ応えがあります

甘めの味噌はやさしい味

ご飯との間には炒めた玉ねぎが挟んであります

　つけ合わせはブロッコリー、花人参、山菜の3種。ブロッコリーや人参は素材の味がしっかり味わえるものです。また山菜はマイルドな味付けで、味のアクセントというよりは肉の味とのまとまりのよさを感じるものです。どれもが存在感を強く主張せず、あくまで脇役に徹している感じですので、食後は炙り焼きされた豚肉の印象が強く残ります。

　この味噌漬けの豚肉はわさびとの相性もとてもよかったので個人的には豚のボリュームに合わせてわさびももう少し多めだとうれしい、とはチラッと思ったものの全体的に非常に高い満足度のお弁当でした。

つけ合わせはブロッコリー、花人参、山菜の3種

わさびとの相性がよく、美味しくいただけました

「箱根山麓豚 炙り焼き弁当」

価格： 970円
販売駅： 三島駅
購入場所： JR三島駅 新幹線待合室売店
購入日： 2023年2月12日