週末駅弁

広島駅「夫婦あなごめし」

広島名物のあなご2本入り。食べ応えありでお酒も進む大満足弁当

「夫婦あなごめし」

 広島といえば名物のあなご。同じく名物の牡蠣とともに外せない2大駅弁ですが、今回はこちらの「夫婦あなごめし」をご紹介します。

 広島駅構内の駅弁屋さんでも購入できますが、山陽新幹線指定席駅弁お届けサービス「駅弁デリ」を利用して自分の座っている指定席へ届けてくれるシステムを利用。広島駅を出発し、少し経ったタイミングで手元にやって来ました。1300円での購入です。

シートの上にはお手拭き、お箸も駅弁内に一緒にパッケージ
フタを開けるとふっくらした2本のあなごが目に飛び込んできます
あなごは折りたたまれるほどビッグサイズ

 夫婦の文字がパッケージに踊る駅弁名ですが、名前のとおりにフタを開けると目の前にどどーんと丸ごと2本のあなごが。1本ではなく、仲よく並んだ2本で夫婦のようだからこの名が付いたとか。秘伝のタレでじっくり煮詰めて仕上げており、身は驚くほどやわらか。付属の専用ダレをかけていただきます。

 見た目どおりの味わいに思わず「うんまっ!」と1人車内で声を出してしまうほど。優しい口あたりですが、旨味がギュッと凝縮されており丁寧に炊き上げられた醤油飯と合わせるとまさに絶品! 甘めに仕上げられたタレとご飯のコンビネーションにも感心させられます。あなご自体が細かくカットされていないところも個人的には高得点。自分好みのサイズにしてほおばれるのでちょっとした贅沢気分にもなれました。

付属のタレが付け合わせの上部にあるので、ピックアップ
やわらかに仕上げられた煮あなごと醤油飯の相性はもちろん最高です
自分好みに大きめにカットできるのもよい部分

 付け合わせには、あなごの骨フライと広島菜漬。カリカリに揚げられたあなごの骨は食感もよく箸休めにぴったり。ポリポリとクセになります。もちろんビールのおともにもぴったり。これだけで、お酒がどんどん進みます。もう一方の広島菜漬は広島ならではの地元野菜を使った名物。あなごと広島菜漬と1つの駅弁で2つの名産が味わえるのはお得です。味わいは高菜漬のような風味でシャッキリとした歯応えが特徴的。濃いめの味付けでご飯にこちらも合います。

付け合わせは広島菜漬とあなごの骨フライ
あなごの骨フライはケース入りでカリカリをキープ
広島菜漬はごはんと相思相愛。さらにご飯が美味しくなります

 売店で聞いたところ、とても人気の高い駅弁のため、夜には売り切れてしまう場合もあるとのこと。実際に駅構内の駅弁屋を巡りましたが19時時点で見かけなかったため、出張帰りや旅帰りに必ず食べたいならば、予約&指定席お届けがベストでしょう。

「夫婦あなごめし」

価格: 1300円
販売駅: JR広島駅
購入場所: 山陽新幹線指定席駅弁お届けサービス「駅弁デリ」
購入日: 2020年9月24日