旅レポ
ケープタウンからワイナリー、喜望峰、ボルダーズビーチ、サファリを満喫
2018年11月9日 00:00
前回は南アフリカの人気観光都市ケープタウンの市街地やテーブルマウンテンなどを見て回った。
今回はケープタウン市街から少し離れ、喜望峰やワイナリー、サファリといった観光ポイントを巡っていく。
南アフリカはワインの宝庫
ワイン通には常識だと思うが、南アフリカは歴史ある世界有数のワイン生産国で、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃以降(アパルトヘイト時代は、経済制裁を受けていて、世界市場に多く出回ることがなかった)は世界中に出荷されるようになった。味の評価も高い。ケープタウン周辺では「ワインランド」というエリア有名で、ほかにコンスタンシア、タイガーバーグ、ケープ半島などでも作られている。郊外をクルマで走ればすぐにぶどう畑が目に入る、ワイン天国なのである。
作られる品種は、赤が南アフリカ独自のピノタージュ(ピノノワールとサンソーの交配種)・シラーズ・メルロー・カベルネソーヴィニョン。白はシュナンブラン・シャルドネ・ソーヴィニヨンブランがある。
日本ではフランスやオーストラリア、チリあたりが流通量が多く、巷で見かける機会は少ないが、注意して見ればちゃんとある。最近では、KALDIのワイン売り場で見かけたので、ぜひ探してみてほしい。ほかにもインターネットでは、南アフリカワイン専門店もあるようだ。生産量が多いせいか、価格がリーズナブルなのも南アフリカワインの特徴。賞を受けるなど評価が高くても、それほど価格が高くならず、1万円以下、いや5000円以下でも美味しいワインが手軽に楽しめる。
今回訪問したワイナリーは、コンスタンシア地区で1685年に設立された老舗ワイナリー「グルート・コンスタンシア(Groot Constantia)」。南アフリカで最も古いワイナリーだそうだ。個人で行っても、80ランド(約704円、1ランド=8.8円換算)で気軽にテイスティングできる。取材時には、ちょうど日本からのツアー客がいた。見学ツアーもやっていて、レストランなどもある。
個人的なオススメは、赤の「グーヴェルヌールリザーブ(Gouverneurs Reserve)2015」という、その年ワイナリーで採れたもっとよいものを集め、少し熟成させたもの。エイジングされたやや重めのワインだ。それでも750mLボトルで415ランド(約3652円)と安い。ほかピノタージュと白のシャルドネも爽やかで美味しかった。こちらは223ランド(約1962円)。
Groot Constantia(グルート・コンスタンシア)
アフリカ大陸最南西端の喜望峰を目指せ
次は喜望峰に向かう。ケープタウンから喜望峰のあるケープ半島へ向かう道路は、海沿いにとても気持ちのよいワインディングが続いている。クルマだけでなく、サイクリングやオートバイもよく見かけ、とても気持ちよさそうに走っている。
ケープ半島の南側半分ほどは自然保護区になっていて、途中で料金を支払うゲートがある。大人145ランド(約1276円)なのでわりと高め。この保護区はまさに手つかずの自然で、野生動物に出会う確率も高い。ところどころに休憩ポイントなども設けられているので、時間が許せば散策してみると楽しそうだ。ハイキングコースなどもある。
目指すのは、半島の先端「ケープポイント」を見下ろす灯台のある「ルックアウト・ポイント(Lookout Point)」と呼ばれる眺めのよい展望台。保護区の道路終点には駐車場があり、ケーブルカーに乗ってさらに上を目指すと展望台がある。
展望台周辺からは、ディアス・ビーチが見えるのだが、その奥に「喜望峰(Cape of Good Hope)」がある。ここには大きな看板が立っていて、そこがフォトスポットとなっている。この喜望峰だが、実際にはアフリカ大陸最南端ではなく、最南西端ということになっている。150kmほど東にあるアグラス岬が最南端だ。最南端を目指すならこちらも制覇しよう。
いずれにせよ、この先は南極かと思って眺めると感慨深いものがある。風が強いことが多いようなので、ウィンドブレーカーなどの上着を忘れないようにしたほうがよい。
Cape Point Nature Reserve(ケープポイント自然保護区)
海が見えるケープポイントのシーフードレストラン
ケープポイントの駐車場には、ショップやレストランが入っていてゆっくりできる。そこにある「Two Oceans Restaurant」というシーフードレストランを紹介しよう。高い位置から、海を見ながら食事やお酒が楽しめる。テラス席も人気だ。説明しなくても分かると思うが、喜望峰付近が大西洋とインド洋が交わる場所なので「Two=2」つの「Oceans=海」というネーミングだ。
ペンギンの大群に会える「ボルダーズビーチ」
喜望峰からの帰り、ケープ半島の東側にあるサイモンズタウンという街の近くの、「ボルダーズビーチ」というペンギンの生息地にも寄った。ここも入場料のかかるケープ半島国立公園内になる。南アフリカにしかいない、アフリカ(ケープ)ペンギンが3000羽ほど集まっている。
ビーチには遊歩道が作られていてそこから観察するのだが、遊歩道近くに巣をたくさん作っているので、間近に見ることができる。安全に繁殖できるように、奥には人工巣箱も設置されるなど、保護活動も積極的に行なわれている。
ケープタウン近郊でサファリを手軽に体験する
最後に「アキラ私営動物保護区(Aquila Private Game Reserve)」で、サファリを体験した。ここは私営の動物保護区となっていて、カルー(Karoo)地方のプライベートな約1万ヘクタールのエリアにて野生動物を保護している。
サファリで傷ついた動物を保護する活動も行なっているそうだ。完全なオープンではなく、特に猛獣類は電気柵に囲まれたエリアにいるが、十分過ぎるほど広く、本物のサファリを手軽に体験できる。
野生動物をサファリカーに乗って探しにいくことをゲームドライブと呼んでいるが、ここでのゲームドライブは、ある程度生息地が分かっていてコンパクトなので、空振りになることはない。通称「ビッグファイブ」と呼ばれるライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイがそろっている。ゲームドライブは2~3時間で組まれている。
また、宿泊用にホテルのほかコテージも用意され、スパ、プールなども完備している。リゾートの感覚で滞在できる。ほかにも結婚式にも対応できるカンファレンスルームも用意。今回は体験しなかったが、サンセット(もしくはモーニング)・サファリもあるようで楽しそうだ。アウトドア好きなら、ここで1泊するプランもお勧めできる。
Aquila Private Game Reserve(アキラ私営動物保護区)
アキラ私営動物保護区までは、ケープタウン市街地から約180kmあるが、高速道路でほぼ一直線とアクセスはよい。かかる時間は片道約2時間少々というところ。ケープタウンから日帰りで楽しめる。ケープタウンから近く、ゲームドライブで空振りなしというのがこのサファリのポイントだ。
途中の景色はダイナミックで車窓も楽しめる。バイクも多くすれ違った。アキラ私営動物保護区では、移動時間がもったいない人向けにヘリコプターでの送迎も用意している。
ケープタウンの高級ホテル「ウェスティン・ケープタウン」
最後にケープタウンの高級ホテル「ウェスティン・ケープタウン(The Westin Cape Town)」を紹介する。マリオット・グループに属するフルサービスの5つ星ホテル。ケープタウン・インターナショナルコンベンションセンターにも接続していて、日本人の宿泊も多い。新たに室内がリニューアルされた2部屋の見学ができた。