旅レポ
「アマリ・ハヴォダ・モルディブ」の「Spa Journey」でお肌しっとり。滞在をサポートする3日連続の癒し体験
そしてイルカを探しに大海原へ
2018年9月3日 00:00
モルディブのガーフダール環礁に位置し、美しいハウスリーフに囲まれたファイブスターリゾート「Amari Havodda Maldives(アマリ・ハヴォダ・モルディブ)」。リゾートを訪れたならば、必ず体験しておきたいのが「BREEZE SPA」での「Spa Journey」だ。
日本からの予約限定&オリジナルメニューで、3日間連続で各60分、合計180分のスパを、1人200ドル(約2万2400円/税別、1ドル=約112円換算)で体験できるお得なプランとなっている。
何度でも行きたいモルディブ極上旅
経験豊富なセラピストによるアジアンスパを、木々が茂るなかに建てられたスパトリートメントルームで受けられるため「Jungle Spa」とも呼ばれる同施設。6つのトリートメントルームは環境を配慮した設計となっており、ジャングルに点在する隠れ家的な雰囲気。ジャグジー付きのスイートも用意すると同時にハネムーナー向けのメイクアップルームも併設している。
受付をしてソファに座っているとウェルカムドリンクとしてバタフライピーティーが運ばれてきた。ライムを絞るとブルーからピンクに色彩が変化するのもかわいらしい。味わいはほんのり甘く酸味を感じる。ひんやり冷たいドリンクでアンチエイジング効果に期待しつつ、喉を潤しながら健康状態や施術箇所のリクエストを用紙に記入しよう。
記入が終わると担当のセラピストの自己紹介に。今回は「アマリ・ハヴォダ・モルディブ」のオープニングから「BREEZE SPA」で施術を行なっているSukma氏が担当してくれることに。笑顔&おっとりとした口調で分かりやすくスパの内容を説明してくれ、施術が始まる前からリラックスムード。3日間同じセラピストが担当してくれたため、肌に触れる際の安心感も加わり、しかも日々の体の状態も把握してくれ、的確な施術で3日目にはすっかり仲良しに。
スパトリートメントルームに通されるとまずは着替えから。1日目は「Signature Mood Experience」。オイルマッサージがメインのメニューだ。室内はひんやりと涼しげで心地よい音楽が流れている。トイレとシャワールーム、洗面台も。用意されているバスローブ&替えの下着を着けて準備ができたらベルを鳴らしてセラピストに合図。いよいよスパの旅路がスタートする。
すべての施術は、塩を使ったフットマッサージから。ほどよい湯加減ですでに夢見心地。ベッドに移動し、初日はスウェデッシュマッサージの要素もプラスしたバリ式マッサージ。
うつ伏せになり、シンギングボウルセラピーで心と体をリラックス。そしてオイルの香りの確認。サンドルウッドやローズのエッセンシャルオイルをチョイス。お気に入りのオイルが見つかったら腕や足から徐々にほぐし、背中もオイルを使った長めのストロークパームプレッシャー技術で体の奥から筋肉をほぐしていく。
時差ボケやフライトでこった筋肉への対策を意識したメニューのため、施術後は頭も体もすっきり。マッサージ後1時間は成分を浸透させるため、お昼寝や泳ぐことはNGとのお達しを受けて、再び受付エリアへ。
受付に戻るとほんのり温かくとろみも感じるレモングラスティーと、パッションフルーツのソルベが用意されており、さらにリラックス。気に入ったエッセンシャルオイルは併設するショップで購入できる。
2日目のメニューはタイマッサージがメインの「Thai Massage Experience」。ドライマッサージのためリラックスウェアに着替える。施術により体内の活力をオープンにし、体の血行の流れを促進。60分の施術中には数多くのストレッチが組み込まれ、使っていなかった筋肉がグンッと伸ばされるのが実感できるはず。アクロバティックなポーズや、セラピストと一緒にするヨガ的ポーズも。体もポカポカして、運動をしたあとのような心地よい仕上がりで二重丸。
最終日3日目は「Minute Body Treatment」。「BREEZE SPA」でも人気の「Roselle Skin Radiance Body Wrap」を基にしたメニューだ。リフレッシュと成長を促し、海で泳いだあとや、日焼けしたダメージ肌を栄養たっぷりのトリートメントで回復させていく。キューカンバー、ピンククレイ、アーモンドを使ったスクラブマッサージをしながら、体全体を包み込んで成分を浸透させること30分間。ヘッドマッサージもプラスし、眠りに落ちる寸前の気持ちよさが続く。
シャワーでクレイを流したあとは、特製のシアバターとマンゴーで作られたフレッシュなマンゴーバターを使い、15分ずつのマッサージでさらに効果を高める。帰国日に合わせてスパをスケジューリングするのもよいとのこと。「フライトではとても乾燥するので、マンゴーバターでしっとり保湿&保護。リラックスした状態で帰国の途につけますよ」と担当さんがアドバイスしてくれた。
「クッキングクラス」はシェフ気分でイタリアン。海を望むレストランでとっておきのホリデーを
プレミアムオールインクルーシブで参加できる「クッキングクラス」(1人45ドル:約5400円/税別)もランチタイムに体験。場所はビーチ直結の「エンバーグリル」で、月曜日と木曜日の12時から15時にかけて開催される。
この日のメニューはタイ料理またはイタリア料理の2種類からイタリア料理を選択。エグゼクティブ・シェフのAnand Modak氏が丁寧に調理のコツを教えてくれた。
ランチメニューは「Caprese Salad」「Classic Panzanella Salad(Tuscan-style)」「VEAL PICCATA」「Mushroom & Truffle Oil Risotto with Pan Seared Scallops」「Pasta al Pomodaro」に、デザートの「Tiramisù」。約2時間たっぷり料理し、味わいながら盛り上がれるので、カップルはもちろんファミリーにもお勧め。
今回は参加者のリクエストに応えてアレンジを施し、リゾットには仔牛肉のローストビーフを使ったピカタをオン。そしてホタテはパスタにと臨機応変に仕上げてくれた。また、サラダでイニシャルを描く遊び心も。
なかなか入ることのできない厨房で料理が出来上がるさまを間近で見学&お手伝い。仕上がったランチも絶品! キッチンからそのままビーチへ出ることができるのでお皿とグラス片手に海を見ながら味わうことも!?
なお、「エンバーグリル」では日本食やモルディブ料理をディナータイムに味わえる。東京、福岡、北海道、沖縄などをイメージしたコースでは、近海で水揚げされた魚を使った刺身や炉端焼き、天ぷらが味わえる。
「TOKYO, 5-COURSE SET MENU」(120ドル:約1万3340円/税別)はアペタイザーからスタート。モルディブ産マグロをサイコロ状にカットし、ごまやキャビアなどでデコレーション。スイカの薄切りの上にチーズを乗せて新食感が楽しめる。「刺身盛り合わせ」はサーモンやマグロのお寿司。「天ぷら盛り合わせ」は野菜がメインだ。
合間に「梅シャーベット」で口をさっぱりしたあとボリューム大の「スリランカ産ジャンボエビの照り焼き仕立て」がメインで登場。掘返べらで熱々の鉄板皿が渡されるパフォーマンスも。
そしてデザートの「抹茶アイスの天ぷら」でフィニッシュ。合間にモルディブの海の幸をさらに味わいたくなったため「DUO MALDIVIAN TUNA」(14ドル:約1568円/税別)もオーダー。新鮮な魚介を思う存分楽しむことができた。
ビーチでは、ロマンティックなデコレーションでハネムーンのひとときをお祝いするカップルや、炉端焼きを頬張るファミリーも。異国の地で日本の味と雰囲気を感じられるとリゾート内でも人気のため、予約も忘れずに。
ハウスリーフ周辺にもドルフィンが! ドーニーに乗ってイルカ探しへ出航
モルディブの楽しみといえば、美しい海でのマリンスポーツや、海の仲間たちとの偶然の出会いなど数多くあるが、なかでもイルカとの出会いは格別。「アマリ・ハヴォダ・モルディブ」周辺のガーフダール環礁はイルカの繁殖地。そのため遭遇率もかなり高く、ドルフィンサーチにはもってこいのエリアなのだ。
リゾートでももちろん「Sunset cruise with Dolphin search」(1人70ドル:約7840円/税別)を実施。16時出発で2時間かけてモルディブの伝統船ドーニーに乗り、大海原へ冒険に出ることができる。
集合場所は前回お伝えしたハウスリーフのシュノーケリングと同じ「Dive Centre」。そして「Service Dive Jetty」から船に乗り込み出発する。
ドーニーは2階建てなので、一番にイルカを見つけたいならば2階部分へ。揺れも激しく、水も相当降りかかるためアトラクション感覚で楽しめる。スタッフと一緒に双眼鏡片手に目視したり、船首に立つスタッフの勇姿を写真に収めたりと、船内にいるよりもエキサイティング。
向かい風のなか船を走らせること1時間。ついに遠くのほうでイルカを発見! 船をイルカの方向に合わせると、いつの間にか船のサイドにイルカたちが集まっており、一緒に並んで泳ぐ形に。群で楽しそうに船と泳ぐ姿がなんともかわいらしい。姿が見えなくなったと思うと遠くでジャンプを見せてくれたりと、一瞬たりとも目が離せない。何度も船の近くで姿を見せてくれ、時には顔も見せてのごあいさつも。その人なつっこさに夢中になってしまう。
また、この日はスタッフ曰く“ラッキーデー”とのことで、「Service Dive Jetty」付近で夕日とともにイルカたちが水面から顔を出す姿も。リゾートへの帰着直前の出来事だったため、スタッフも含めドーニー内は大盛り上がり。ハウスリーフ周辺の海の豊かさを十二分に感じることができた。
GMのChristoph Leonhard氏にインタビュー。Amariの魅力とこだわりについて伺った
滞在中にゼネラル・マネージャーのChristoph Leonhard氏に話をうかがう機会を得た。
同氏はリゾートの魅力について、「やはり景色が抜群であることだと思います。今、立っている場所から見える景色は現実ながらまさに絵のような美しさ。この信じられないほどのロケーションが私自身も大好きです。
首都マレから離れた『アマリ・ハヴォダ・モルディブ』では国際線も国内線の飛行機も、水上ボートの音さえも聞こえません。耳にするのは心地よい波に、木々がざわめく音のみです。とても静かなエリアであることが重要なのです。
また、ハウスリーフがとても近いことも特筆すべき部分です。船の出発時間を気にしながら、限られた時間でシュノーケリングやマリンスポーツを楽しむのではなく、自分のペースで、思う存分、行きたいときに。そして自分の部屋からエントリーし、ウミガメやクマノミたちに会うことができるのです。
美しい海とともに、手付かずの自然が広がる同島では、散策するだけでリラックスでき、手軽にネイチャーエクスペリエンスができます。リラックス&ピースフルな時間が過ごせるでしょう。もちろんJungle Spaでのお手入れもお忘れなく」と笑顔で話した。
また、日本市場への期待については「オープンしてから約2年半のとても若いリゾートですが、訪れる日本人旅行客の数は年々増えております。今後も関係各所と密なコミュニケーションを取り、より多くの方にデスティネーションとして選んでいただけるようにアピールしていきます。
日本語を話すスタッフもおりますので、リゾートでの滞在を素晴らしい時間とするお手伝いをさせていただくとともに、Amariのホスピタリティも感じていただけたらうれしいです」と語った。