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JR東日本、岩手・小岩井農場に高付加価値型ホテル「AZUMA FARM KOIWAI」2026年春開業
2025年2月7日 06:00
- 2026年春 開業
JR東日本は、2026年春に高付加価値型ホテル「AZUMA FARM KOIWAI」(岩手県岩手郡雫石町丸谷地68-77)を岩手県小岩井農場に開業する。料金は1泊1室あたり約20万円~30万円(食事代込み)。
高付加価値な旅や観光を体験できる「一人ひとりの移動の目的(地)づくり」として、宿泊施設を基点とした新たな価値創造事業の一環。小岩井農場での「AZUMA FARM KOIWAI」を一つのモデルとして、国内の他のエリアでの展開を目指す。
同事業の推進にあたりAzumi Japanと協業し、新しいホテルブランド「AZUMA FARM」を2025年1月に立ち上げた。AZUMA FARMは、「日本に残る山々や森を守り、生かし、次世代に残していくために食や農を軸とした『ファームライフ』の体験」を提供するリゾートブランド。
客室は全24室。敷地内にはレストラン・ラウンジ棟のほか、薪ストーブを備えたプライベートサウナ3棟を設置する。宿泊施設のデザインは、農場で産出された木材を建築に活用し、ランドスケープに溶け込むデザインにするという。
ホテルでは、農場の豊かな自然や文化を体験するアクティビティや、新鮮な乳製品の提供に加え、周辺エリアや東北各地とも連携し、自然・食・産業・伝統等様々な地域の魅力を提供する。
例えば新しいモビリティ体験として、SkyDriveが商用化をめざしている「空飛ぶクルマ」を活用し、盛岡~ホテル間の送迎、ホテル・周辺観光のツアーの実施を検討している。
そのほかにも、東日本大震災の復興施策として展開する「JRフルーツパーク仙台あらはま」など被災地各地の食材提供を通じた観光振興の推進や地域産業との連携などを行なう。