旅レポ

アメージング タイランド マラソン バンコク2018を走ってきた(その2)

乃木坂46も訪れたワット・パークナム寺院を参拝、その後はマラソンゼッケンを受け取りにEXPO会場へ

インスタ映えする寺院として大人気のワット・パークナム寺院

「第1回アメージング タイランド マラソン」を走るために(1度も練習せずに)やってきたバンコク。宿泊したアマラ バンコクは、高層階にインフィニティプールも備えるスタイリッシュホテルということは前回ご紹介しました。

 そんな素敵ホテルでの朝食は、クラブフロアの宿泊者のみが利用できるクラブラウンジのオープンエア席で。真冬の日本から抜け出して、半袖Tシャツで食べている朝食は不思議な感じがしました。

高層階での優雅な朝食
カラフルなブーゲンビリアが南国ムードを盛り上げます

マラソン前日は市内観光からスタート

 バンコク2日目の午前中は市内観光ツアーに出かけました。最初に向かったのは最近コンドミニアムが次々と建てられているトンブリーというエリア。地図でいうと、チャオプラヤー川を越えて西の下町の方に行くイメージです。私たちはバスで移動しましたが、BTS(高架鉄道)も通っているのでアクセスしやすい地区のようです。

おばちゃんの3輪屋台、何を売っているのが気になる
バケツに色々な日用品が入っているこちらはお坊さんへの貢物
お供え物のお菓子でしょうか

 ご紹介するのは、ここ最近“SNS映えするフォトジェニックな寺院”ということで日本人観光客に大人気のお寺「ワット・パークナム寺院」。ドーム状の天井に描かれた小宇宙を思わせるサイケデリックな天井絵がその人気の秘密です。タイ国政府観光庁の乃木坂46と巡る“こんなタイ知らなかった”サイトでも乃木坂メンバー2名が訪れていますよ。

この大仏塔の上まで行きます
確かにフォトジェニック中のフォトジェニック!

 このワット・パークナムは、前国王ラーマ9世の奥さま、シリキット王妃殿下の72歳の誕生日を記念して2012年に完成したものなので、比較的新しいお寺。少し離れた場所からでも見ることができる高さ80mの白い大仏塔が目印です。建物5階建てで、この天井絵のある仏舎利が置かれているのは最上階の5階。階段もしくはエレベータを使って到着すると、この圧巻の空間がどど~んと広がります。

金箔が施された柱の装飾も素晴らしい! 写真を撮るだけではなく、しっかり手を合わせることを忘れないようにしたいですわね

 4本の金色の柱に囲まれたグリーンに輝く美しい仏舎利。その上の見事な天井絵。日本のお寺と違って、タイのお寺はきらびやかで派手なお寺が多いですが、このワット・パークナムはまた別格な感じがしました。でもタイの人にとってはほかのお寺と変わりない祈りの場。頭を床に何度もつけて熱心に祈祷する家族連れの姿が印象的でした。

吸い込まれそうな天井絵は口を開けて見上げてしまいます

アジアで最も名誉あるフラワーショーを見てきました

 お次は2月2日~4日で開催されていた「NAI LERT FLOWER&GARDEN ART FAIR 2018」へ。フラワー&ガーデンアートフェアの名のとおり、華やかなお花がアートとして展示されていて思っていた以上に楽しめました。ワークショップやフードマーケットなどもあって、ゆっくり見たら数時間はいられそうな花の祭典。お花の前で写真を撮る女性の姿が目立っていましたよ。

一番大きな規模で目立っていたフラワーカーペット
背高ノッポさんにスマホを渡せば高いところから撮ってくれるというナイスなサービス
ステキなコーディネートに女子はうっとり。全部生花なんですのよ

 このフラワーショー、30年の伝統があるアジアで最も名誉あるフラワーショーなのだとか。しかも今年は屋外で初めて開催されたそうです。毎年開催されているようなので、お花好きさんはこれ狙いで行くのもアリかもしれません。

蓮がたくさん咲く美しい池も
見応えある展示。これはほんの一部
シャツと色があっていて素敵ですわ

世界各国から観光客が訪れる王宮周辺のまち歩き

 午後は「これぞバンコクの観光地!」という王宮周辺を散策しました。ブラブラしながら撮ったスナップ写真から、まずはフルーツ売りの人たち。いろいろなスタイルで南国フルーツを商売していて見ているだけで楽しいのです。

繁盛していたファンキーなお兄さんの屋台
行商スタイルのおねえさんが売っているのはドリアン
おばちゃんはバイクで仕入れでしょうか

 道端でもさまざまな食べ物が売られています。一体いくらくらいなのか想像つかなくて、なかなか買う勇気が出ないのが悔しいところ。まぁボラれても大した金額ではないのでしょうけどね。

とうもろこしとかナッツとか
ザクロと、うしろはザクロジュース!?
タイのT-1000!?
おなじみのトゥクトゥク
王宮周辺にはタイル・モザイクが施された建物がたくさん。そのかわいらしさに思わず足が止まります
絶対に乗りこなせそうにないバンコクの路線バスルートマップを発見
他人とは思えないタイのキャラクター発見ですの
最近はこのようなリバーフロントが大人気なのだそう
インスタ映えを狙っていそうなカメラ女子の姿もちらほら

マッカサン駅で開催されていたマラソンEXPOへ

 バンコク市内観光のあとは、いよいよこの日のメインイベントであるマラソンEXPOへ。すっかり忘れそうになっておりますが、わたくし今回はマラソンを走るために来たのであります!

EXPO会場となっていたマッカサン駅のイベントスペース
パスポートを見せると登録の確認後、ゼッケン番号を書いた紙をもらえます

 マラソンEXPOというのは、ナンバーカード(ゼッケン番号)を引き換えに行くイベント会場のことで、たいていマラソン大会の2、3日前から開催しています。普段大会などに出ている方々は「そんなの知っているよ」だと思いますが、私は今回初めて知りました。今回の「アメージング タイランド マラソン」のEXPOは、マッカサン駅の2階にあるイベントスペースで開催されていました。受付は混雑もなくスムーズに終了。どこに行ってもボランティアさんの笑顔の対応が気持ちよかったです。

自分のゼッケン番号がある受付に行きます
次は距離別。私は10kmのところへ
とりあえず撮影スポットではニッコリ記念撮影
ゼッケンや申し込み時に指定しておいたサイズのランニングTシャツなどが入った巾着をもらって終了
なかなかカッコいいランニングTシャツ。夏は家で着ようと思います
走れるわけありません。これはフルマラソンのコースです
こちらはハーフのコース。チャオプラヤー川を越えるのですね~
私が走る10kmはこれ。ま、見てもよくわからないんですが
いろいろなラングッズが売っていて楽しいEXPO会場
シューズとか栄養補給ジェルとか

 ゼッケンを受け取り、ようやく「本当に走るんですのね、わたし」という気になったところで、マラソン前夜の夕食は胃に優しいタイすきとなりました。美味しすぎて、前の日くらいは控えたほうがいいのかしら? と思ったビールもぐんぐん進む! シメの雑炊がこれまた絶品で2、3杯おかわりして食べてしまいました。あとはホテルに帰って寝るだけ。翌日は午前3時のフルマラソンスタートを取材する予定なので、1時半起きだったのです。

マラソン前夜のお夕飯は、激辛タイ料理は避けて胃に優しそうなタイすき
野菜をたっぷり摂ったあとは絶品雑炊でシメ

 さて次回はいよいよマラソン大会当日のレポート。タイの最新のマラソン情報をお伝えします。お楽しみに~♪

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。