イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2020】コロナフリーのパラオ、台湾とのトラベルバブル構築に期待。当面は募集型ツアーが中心に

2020年10月29日~11月1日 開催

 世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2020」が10月29日から11月1日までの4日間にわたり、沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)で開催されている。

 パラオ政府観光局のブースでは、世界遺産(複合遺産)に登録されているロックアイランドとラグーンの美しさをアピール。パラオは新型コロナウイルスの感染者がいないコロナフリーの状態で、同じく新型コロナの封じ込めに成功している台湾とはトラベルバブル(協定を結んだ両国間で自主隔離なしの外国人旅行者受け入れを行なうこと)の構築で検討が進んでいる。ただし、当面はFIT(個人旅行)ではなく、参加者の情報が把握しやすい募集型のツアーになると見られている。

 コロール(パラオ)~桃園(台北)間はチャイナエアラインの直行便が飛んでいるため、両者間のトラベルバブルが実現し、日本の国際線が復便すれば、台北経由のルートが最も早い再開になるのではないかとのこと。ちなみにパラオへは、ユナイテッド航空によるグアム経由や大韓航空・アシアナ航空によるソウル経由の路線も存在し、不定期でANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)が直行チャーターを運航している。