イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2019】ビザ電子化で行きやすくなった極東ロシア

2019年10月24日~27日 開催

日本人の渡航先として定着してきたロシアのブース

 世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2019」が10月24日から27日までの4日間にわたり、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されている。

 ロシアブースでは、ロシア連邦の構成主体(22の共和国や46の州、9地方など)の一部がそれぞれに出展している。近年では、日本人の渡航先としてモスクワやサンクトペテルブルクが人気だが、それ以外の国や地域はまだまだ知られていない。

 バイカル湖南東のウラン・ウデに首都を置くモンゴル系ブリアート人の国、ブリヤート共和国では、民族衣装の女性が伝統の歌を披露。パンフレットではバイカル湖やその周辺の自然や文化を紹介している。凍結したバイカル湖での自転車、マラソンといった競技大会などの情報も手に入る。

民族衣装の女性が出迎えてくれるブリアート共和国

 日本から近いものの渡航情報がまだ少ないサハリン州も出展。文化やアクティビティ、宿泊や食事、温泉などの情報が入手可能だ。また、伝統のお菓子とベリーのジュース「モルス」の試食試飲も可能。なお、ブリアート共和国やサハリン州はビザが電子化されており、領事館でのビザ取得が必要なくなっている。

サハリン州ブースではお菓子とジュースの試食試飲も

 ロシアの航空会社では、今年日本就航50周年を迎えるアエロフロートと、ワンワールドの一員であるS7航空がそれぞれ出展しており、CA(客室乗務員)との記念写真も撮れる。さらに本場のロシアンティも試飲可能。ロシア人に人気のフレーバーをぜひ試してほしい。

S7航空のCA(客室乗務員)。JALとの共同運航便もある
アエロフロートのCA
この1/100モデルプレーンがもらえるイベントも開催
本場のロシアンティーも試飲できる