イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2019】世界遺産「パリ・ノートルダム大聖堂」復興義援金の贈呈式。日本旅行業協会 田川会長からフランス観光開発機構へ

2019年10月24日~27日 開催

「ノートルダム・ド・パリ復興キャンペーン贈呈式」が行なわれた。左から一般社団法人日本旅行業協会 会長 田川博己氏、フランス観光開発機構 総裁 カロリーヌ・ルブーシェ氏、パリ地方観光局 会長 エリック・ジューヌメートル氏

 日観振(日本観光振興協会)、JATA(日本旅行業協会)、JNTO(日本政府観光局)による共催で、世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2019 大阪・関西」が10月24日から27日までの4日間にわたり、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されている。

 初日の10月24日には、「ノートルダム・ド・パリ復興キャンペーン贈呈式」が行なわれた。

 4月15日に火災による被害を受けた世界遺産「パリ・ノートルダム大聖堂」の復興支援のため、JATA アウトバウンド促進協議会の活動の一環として、賛同する会員旅行会社とともに復興義援金活動「ノートルダム・ド・パリ復興キャンペーン」を行なってきた。

 キャンペーンでは、旅行会社による募集型企画旅行/受注型企画旅行において、キャンペーン対象となるパリを含むフランス、あるいは周辺国を目的地としたツアーに参加すると、その旅行代金の収益の一部が復興義援金となる。

 4月の発足から9月までの期間で203万4500円が復興義援金として集まり、JATA 会長の田川博己氏から、フランス観光開発機構 総裁のカロリーヌ・ルブーシェ氏と、パリ地方観光局 会長のエリック・ジューヌメートル氏へ、復興義援金の目録が手渡され、両氏は感謝の言葉を述べた。そして会場では駐日フランス大使のローラン・ピック氏からのメッセージとして、「パリのノートルダム大聖堂の再建に協力しようと、日本の友人の皆さまから寄せられた連帯のメッセージや寛大なお心遣いに、私たちは深い感銘を受けました。こうした連帯の高まりは、文化遺産を慈しむ共通の思いをよく示しているのみならず、日仏両国を結ぶ友好関係の力強さも表わしています。皆さまのご支援に心より感謝申し上げるとともに、ぜひ皆さまにフランスにお越しいただき、私たちの国と文化に触れていただくことを切に願っております」という言葉が紹介された。

 JATAによると今後もこの取り組みは継続され、参加する会員企業も11社に増える予定とのこと。

田川氏からルブーシェ氏、ジューヌメートル氏へ復興義援金の目録が手渡され、両氏は感謝の言葉を述べた