イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2019】田端観光庁長官も臨席した開会式とジャパン・ツーリズム・アワード表彰式

2019年10月24日~27日 開催

会期初日の24日には開会式とジャパン・ツーリズム・アワード表彰式などが行なわれた

 世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2019」が10月24日から27日までの4日間にわたり、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されている。

 会期初日の24日には隣接するハイアット リージェンシー大阪で開会式を実施した。式には本イベントを共催する日観振(日本観光振興協会)、JATA(日本旅行業協会)、JNTO(日本政府観光局)からそれぞれ、日観振 会長の山西健一郎氏、JATA 会長の田川博己氏、JNTO 理事長の清野智氏が揃ったほか、観光庁長官の田端浩氏、大阪観光局 会長の福島伸一氏も臨席。

開会のあいさつをする日本観光振興協会 会長 山西健一郎氏
観光庁長官 田端浩氏

 続いて「第5回 ジャパン・ツーリズム・アワード」の表彰式も実施。ジャパン・ツーリズム・アワードとは、観光の発展と拡大に寄与し、本イベントとの相乗効果を期待できる国内外の団体や組織、企業などの持続可能な取り組みを表彰するもの。

 国土交通大臣賞は民泊で知られる百戦錬磨、観光庁長官賞は佐賀嬉野バリアフリーセンターと田辺市熊野ツーリズムビューロー、パラオ政府観光局がそれぞれ受賞している。各賞が評価されたポイントなどは別掲の記事を参照していただくとして、会場では受賞した各団体の代表が登壇して賞状などを受け取った。

「第5回 ジャパン・ツーリズム・アワード」表彰式
株式会社百戦錬磨
佐賀嬉野バリアフリーセンター
一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー
パラオ政府観光局は代表者の来日が間に合わず、後日賞状を渡すという
受賞コメントを述べる株式会社百戦錬磨 代表取締役社長 上山康博氏

 審査委員長を務めたUNWTO(国連世界観光機関)駐日事務所代表の本保芳明氏は、国土交通大臣賞(旧大賞)と観光庁長官賞(旧優秀賞)が新設されたにもかかわらず応募件数が209件と前回より大きく減少したことを指摘したものの(第4回は261件)、応募された取り組みはいずれも質が高く、全体としてはレベルが高かったと講評した。

講評するUNWTO(国連世界観光機関)駐日事務所代表 本保芳明氏
表彰式直後の基調講演には建築家の安藤忠雄氏が登壇