イベントレポート
【ツーリズムEXPO 2018】「ロンボクとバリが安全で普段通りであることを皆さまにお伝えしたい」、インドネシア観光省アジア太平洋地区局長の来日インタビュー
2018年9月21日 20:02
- 2018年9月20日~23日 開催
- 2018年9月21日 インタビュー
日本最大の観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン2018」が9月20日~9月23日の4日間にわたり、東京ビッグサイトで開催されている。
このツーリズムEXPOジャパンの開催に合わせて、インドネシア共和国観光省 国際プロモーション総局アジア・パシフィック担当局長 アルディ・ヘルマワン氏が来日。会場内のインドネシアブースで、西ヌサ・トゥンガラ州ロンボク島で起きた地震の影響や、最新のお勧め観光地などの話を聞いた。
日本人のインドネシアへの渡航者は2017年が53万8000人で、国別では毎年4~5番目の渡航者数で推移している。
ロンボク島での地震で被害が出ているのは主に島の北部で、西部や南部、さらにバリ島などへの影響は軽微であり、この地震で外国人旅行者に被害が出ていないことを強調した。
地震発生後にインドネシア政府と観光省が災害対策本部を設け、外国人旅行者向けに1泊無料の宿泊を提供し、希望する地域へのクルマでの移動などのサポートを行なっており、外国人旅行者への災害時における問題はなかったという認識を示した。アルディ・ヘルマワン氏は元在日インドネシア大使館の公使として勤務したキャリアがあり、2011年の東日本大震災もその在職中に経験しており、その経験が活かせたのではと語った。
2018年の日本からの渡航者数は、地震などの影響を加味して、2017年から横ばいのになる見通しとのこと。そして「ロンボクとバリが安全で普段通りであることを皆さまにお伝えしたい」と、安全性を重ねて強調した。
また、観光省では「インドネシアの10大 新名所」を設定し、プロモーションを強化している。この10か所や、インドネシアで一番有名な仏教のお祭り「ワイサック」を日本市場にアピールしていきたいとした。2019年のワイサックは5月19日に予定されており、その1週間前あたりからさまざまなアクティビティが始まるとのことだ。