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インドネシア・ロンボク島の地震の影響について州知事が声明。「南部観光地は地震の影響を受けることなく現在平常通り運営」

2018年8月12日(現地時間) 発表

インドネシアの西ヌサ・トゥンガラ州ロンボク島で8月5日以降起きた地震について、西ヌサ・トゥンガラ州知事が声明を発表

 インドネシアの西ヌサ・トゥンガラ州ロンボク島で8月5日以降起きた地震について、西ヌサ・トゥンガラ州知事が声明を発表した。

 震源地のロンボク島北部センバルン地区は、山岳地帯で地滑りに注意が必要で、遠隔地のため緊急のアクセスは非常に難しい状況。ギリ諸島(ギリ・トラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・アイル)も大きな被害を受けたが、4600名の住民や観光客は安全に島から避難しているとのこと。被災者はこの北部で被災しており、死亡者は主に家屋倒壊などによるもので、観光客や外国人の死亡者はいないという。

 声明では「ロンボク島のクタ地区、南部沿岸、南西部などの観光地は、地震の影響を受けることなく、現在平常通り運営しています」と、主な被害は北部であり、観光地への影響がないことを強調している。

 また、インドネシア観光省もこの声明に合わせて、ロンボク島の観光情報について発信している。

インドネシア観光省によるロンボク島の観光情報

・ロンボク国際空港は幸い南部に位置しているために何ら影響を受けておらず、平常通り運営されている。
・空港からマタラム、スンギギ地区、クタなど南部観光エリアへのタクシーなどトランスポーテーションは平常通りの体制で運営されている。また、それらを結ぶ主要道路に影響はなく平常通り通行可能。
・スンギギ地区では一部地震の影響により一時的にクローズしているホテルがあるが、影響を受けずに営業しているホテル、アクティビティもあり、周辺の散策も可能とのこと(スンギギ地区のホテルをご利用の際には予め直接ご確認されることをお勧めします)。
・クタ、マンダリカ、南部沿岸、南西地区の観光地、ホテルは地震の影響を受けておらず、平常通り営業・運営体制でお客さまをお迎えしています。
・サデ、スカララ、ルンビタン等の伝統村や伝統工芸品など土産物を販売する店は地震の影響なく、平常通り運営・営業している。
・ギリ3島(トラワンガン、メノ、アイル)への船は現在運航を中止しているが、早期再開に向け、現在各島内ホテルの地震による影響の点検・復旧作業を急ピッチで進めている。