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バリだけじゃない! インドネシア共和国観光省が「ビンタン島」「バタム島」をアピールするセミナー開催
シンガポールからもフェリーで約1時間のお得な注目スポット
2019年7月5日 20:24
- 2019年7月4日 開催
インドネシア共和国観光省は7月4日、都内で旅行業者向けの説明会「ワンダフル インドネシア ビジネスギャザリング ツーリズム・ハブ」を開催した。
インドネシアではバリ島だけでなく、ビンタン島やバタム島の観光客誘致に力を入れており、説明会では、シンガポール経由でビンタン島・バタム島に渡り、リーズナブルに旅行できる「Hot Deals」プログラムや、シンガポール航空が提供する特典などを紹介した。
大きな伸びを見せるインドネシアの観光産業
説明会の冒頭であいさつしたインドネシア共和国大使館 公使のトゥリ・プルナンジャヤ氏は、「国外の人に自分がインドネシアから来たと話すと、バリから来たんですか?と聞いてくることが多い」と、一般的に「インドネシア=バリ」というイメージが強いことについて言及。
「日本(の人たち)にはインドネシアの文化やビンタン島やバタム島をはじめ1万7000の島々があることを知ってほしい」と述べ、バリのみというイメージの払拭を期待していた。
続いて、ビンタン島とバタム島を中心にしたインドネシアの観光戦略について、インドネシア共和国観光省 アジア太平洋担当局長のアルディ・ヘルマワン氏が解説した。
同氏はまず初めに、同国のジョコ・ウィドド大統領が閣議において、2019年の注力すべき産業分野について1に農業、2にツーリズム、3に漁業を挙げたことを紹介した。つまり、現在インドネシアでは観光を最も重要な産業の1つとして捉えており、実際にインドネシアを訪れた旅行者数は2018年の1年間で12.6%の伸びを見せたという。
この数字は、ASEAN全体の7%はもとより、成長著しいタイの8%をも上回っているほどで、地震、火山の噴火、テロなどの災害や事件がありながらも、2018年は約1580万人の観光客数を記録している。2019年は4月末までに512万人が訪れており、年間では1800万人を達成する見込みだ。
日本からの旅行者は2019年、年間65万7700人が目標。5月までの実績では20万人近くがインドネシアを訪れている。これは中国、インドに次いで3番目に多い数で、インドネシアが日本に対して積極的なマーケティング戦略を展開する要因ともなっている。
マーケティングにおいてはブランディングや広告などを基礎的な戦略としているが、観光省では応用的な戦略として、「Hot Deals」プログラム、フェリー利用のプロモーション、シンガポールのハブとしての活用などが推し進められている。
ビンタン島・バタム島の旅行がお得になる「Hot Deals」プログラムとは?
「Hot Deals」プログラムやシンガポールのハブ活用については、インドネシア共和国観光省 Tourism Hub実行委員会のクリスティン・ベイジンガ氏が詳しく解説した。「Hot Deals」は、残席、空き室などの余裕分を有効活用することで、フライト、宿泊、アクティビティの3種類をまとめてリーズナブルな価格で提供するプログラム。日本は2019年の実績で、世界で9番目に多い販売数量を達成しているという。
この「Hot Deals」で提案しているプランが、日本からシンガポールを経由して、フェリーでビンタン島やバタム島に行き、滞在するというもの。シンガポール・チャンギ国際空港からタクシーやシャトルバスを使うと、5~10分ほどで最寄りのタナメラ港フェリーターミナルに行くことができ、さらにそこからフェリーに50~60分ほど揺られるとビンタン島やバタム島に到着する。
ビンタン島やバタム島に滞在することのメリットの1つは、物価が安いこと。クリスティン・ベイジンガ氏によれば、シンガポールと比較して、同等クラスのホテルは3分の1~4分の1、スパは6分の1、ゴルフコースは3分の1の料金で利用できるほか、和食料理店も多く、シンガポールの2分の1の料金で食べられるという。
ビンタン島もバタム島もリゾート開発は十分に進んでいる。この「Hot Deals」プログラムにはパートナーとして138のホテル・リゾート、47のレストラン、10のゴルフ場、7のショッピングモールなどが参画しており、宿泊、レジャー、ショッピング、アクティビティに困ることはないとした。
とりわけインドネシアのリアウ諸島で最大の都市があるビンタン島は、ビーチリゾートはもちろんのこと、1年を通じて見られるマングローブツアーでのホタル観賞のようなアクティビティのほか、500体の彫像(500羅漢)が設置された中国寺院のようなインドネシアならではの文化が感じられるスポット、インスタ映えスポットが多数見つかるLagoi Bayなど、見どころが豊富にあることをアピールした。
旅行をより快適にするシンガポール航空の取り組み
シンガポール航空も、「Hot Deals」に関連していくつかの取り組みを行なっている。1つは、シンガポールからフェリーを利用してビンタン島やバタム島を訪れる場合に利用可能な「Fly&Ferry」サービス。4月から開始したもので、旅行会社を通じて旅行者に提供している。
このサービスでは、お得な料金で荷物の預け入れ、空港内での3時間のラウンジ滞在、空港からフェリーターミナルまでのシャトルバスをすべて利用可能。通常はフェリー出発の1時間半前にフェリーターミナルに到着していなければならないが、同サービス利用時は出発30分前の到着でも間に合うのが特徴ともなっている。
ほかにも、シンガポール航空かグループ会社のシルクエアーを利用すると、チャンギ空港内ラウンジを無料で利用でき、シンガポール内のアトラクションなどの割引サービスなどが受けられる「行っトク!シンガポール」キャンペーンを実施中。また、プレミアムエコノミークラスを利用した女性に、オリジナルアメニティキットやリラクゼーションサロンの割引券などをプレゼントする「なごみ+」キャンペーンも行なっている。
シンガポール航空では成田~シンガポール間に「388S/388L」の2タイプのエアバス 380型機を就航しており、近日中にスイートクラスが設けられた最新の「388R」も導入予定とのこと。よりストレスなくビンタン島・バタム島の旅行が楽しめるようになりそうだ。