キャセイパシフィック航空、エアバス A350型機を6月1日から運航開始

キャセイパシフィック航空が、エアバス A350型機の初号機就航に先立ってセレモニーを実施

　キャセイパシフィック航空は、2016年の導入を予定していたエアバス A350-900型機の初号機を受領。6月1日の香港～マニラ線で就航する。

　キャセイパシフィック航空にとって初のA350型機となったのは、A350-900型機の登録記号「B-LRA」の機体。エアバスの工場があるフランス・トゥールーズから飛び立った同機が、5月29日朝に香港国際空港に到着した。同社ではA350-900型機を22機、長胴型のA350-1000型機を26機の計48機を発注している。

　まずはA350-900型機の導入が進められ、A350-1000型機は2018年に就航する予定としている。A350-900型機が香港～マニラ線で就航するように、まずは近距離線を中心に運航、のちに長距離線で拡げていく考え。

　新機材導入に際して、客室もリニューアルした。エアバス A350-900型機は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラス、280席の構成。同社のボーイング 777-300ER型機などに採用されている客室をさらに強化したものとなっている。また、機内インターネットサービスも提供する。

　なお、就航に先立ち、5月30日には香港国際空港に隣接する格納庫で初号機導入を祝うセレモニーが行なわれた。セレモニーの様子や、機内外の見学レポートなどを別途お届けする予定だ。