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キャセイパシフィック航空、名古屋就航50周年で松阪牛の記念機内食を3月提供
A350導入など創立70周年を迎える2016年の取り組みを紹介
(2016/2/1 11:36)
- 2016年1月29日 実施
キャセイパシフィック航空は1月28日、プレス懇親会を実施し、日本支社長クラレンス・タイ氏と、2015年8月に日本支社営業本部長に就任したニック・ブルックス氏が、2016年の取り組みを含む同社の最新情報を紹介した。
キャセイパシフィック航空にとって2016年は、1946年9月24日の会社設立から70周年を迎える重要な年となる。日本乗り入れからは57周年となるが、このうち名古屋への乗り入れは、1966年3月11日に就航して以来50周年を迎える。その就航50周年を記念し、3月1日~31日にはCX533便のビジネスクラスでA5等級の松阪肉を利用した特別機内食を提供する。
2014年から進めている新ブランドコンセプトの導入についても継続。2014年12月には、世界で初めて新ブランドコンセプトに基づいた「キャセイパシフィック・ラウンジ」を羽田空港にオープンしているが、1周年を迎えて、シグネチャーカクテルや朝食の「中華粥」などの新メニューを提供している。
また、2015年11月には新たな機体デザインを発表し、その第1便が羽田路線に投入された。さらに、2016年1月には新塗装貨物機の初号機も運航を開始した。この新塗装は5年をかけて全保有機材に適用していくとした。
機材の面では、2016年よりエアバス A350-900型機とA350-1000型機を導入。2016年上半期に最初のA350-900型機を受領予定で、同年中に12機、2017年に10機、そして2018年以降に26機のA350-1000型機を導入。
このA350型機を利用して、さまざまな長距離直行便を就航させられるようになり、ネットワークを拡大する。すでに発表している都市としては、香港~マドリード(スペイン)を2016年6月2日、香港~ロンドン・ガトウィック(イギリス)を9月2日に就航(いずれも週4便を予定)。これら新路線にA350型機を投入する。
このほか、1月28日に発表した香港ドラゴン航空の「キャセイドラゴン航空」へのブランド変更についても言及。「ブランドをより近いものにして、お客様にシームレスなブランドイメージを提供。2つの航空会社を明確に結び付け、キャセイの名前、アイコンのBrushwing(ブラッシュウイング)のロゴを香港ドラゴン航空にも用いることで、2つの航空会社の密な関係とプレミアムなサービスを、はっきりと分かりやすく示せると考えている」(ブルックス氏)と目的を解説した。