ニュース

JR東日本、常磐線の2019年度末までの全線復旧を目指す

富岡駅~浪江駅間も除染と復旧に目途

2016年3月11日 発表

常磐線の運転再開の見通し

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は3月11日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で一部不通となっていた常磐線の、全線運転再開の見通しを発表した。

 東京から宮城までを結ぶ常磐線は震災後、東京方面では竜田駅までが、宮城方面では浜吉田駅までが運転を再開していたが、富岡駅~浪江駅間は長く復旧の見通しが立っていなかった。今回「除染・復旧工事実施にあたっての課題解決の見通しが立った」とのことで、当該区間の運転再開を2019年度末までに目指すとしている。

復旧工事の概要

 まずは大野駅~双葉駅間の第一前田川橋梁の復旧工事を3月18日から着手。具体的な運転再開時期はあらためて発表するという。

除染・復旧工事の主な作業内容

(編集部:稲葉隆司)