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横浜市、2027年国際園芸博覧会で2つの体験エリア出展。未来のまち・くらしを体験できる「先端技術体験ゾーン」ほか
開催500日前発表会
2025年11月4日 16:49
- 2025年11月4日 開催
横浜市は11月4日、横浜市役所で「次の万博は横浜だ!GREEN×EXPO 2027 開幕500日前発表会」を開催し、横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局長の折居良一郎氏が横浜市の出展内容について説明した。
メインゲートに近い「Urban GX Village」(アーバンGXビレッジ)と、南側に広がる「SATOYAMA Village」(里山ビレッジ)の2エリアに横浜市の拠点を設ける。
Urban GX Villageには、建物空間を活用した発信拠点(屋内施設)を整備し、敷地面積は約3000m2。展示内容は、新しい暮らし方スタイルを体験できる「行動変容体験ゾーン」と、未来のまち・くらしを五感で楽しみながら学べる「先進技術体験ゾーン」に分かれる。
SATOYAMA Villageの区画は、フィールドを活用した環境活動の場(屋外)としており、敷地面積は約1万m2。環境活動団体による未来型の花壇を整備するほか、ガイドプログラムや虫のすみかづくり、花植体験といったワークショップを中心に展開する。
横浜市の出展内容について、10月13日に大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンで行なった「次の万博は横浜!~GREEN×EXPO 2027 From EXPO2025~」開催都市バトンタッチセレモニーでは、横浜市長の山中竹春氏が「世界と繋がり、未来を描いていくという、大阪・関西万博のコンセプトをそのまま引き継ぎたいと思っておりますし、いま目の前にある大屋根リングの木材も一部、GREEN×EXPOで再利用したいと考えてます」とコメントしていた。
本件については、発表会終了後の囲み取材に対応した横浜市 脱炭素・GREEN×EXPO推進局 GREEN×EXPO2027推進部担当部長の谷口智行氏が、「万博の盛り上がりを引き継ぐものとして大屋根リングの活用を検討しておりますが、はっきりした形でお話しできるような状況ではございません」と回答。
あわせて「大屋根リングはいったん解体されることが決定しています。(横浜市の出展では)そのままというよりは、解体された部材を活用し、それを見た人が『大阪・関西万博のレガシーをどのように感じられるか』を含めて検討しております」と説明した。
GREEN×EXPO2027における大屋根リングの部材活用については、横浜市のほか、鹿島建設でも高さ約60mの木造タワー「KAJIMA TREE」を設ける予定。
また、Urban GX Villageエリアに出展する東邦レオの施設では、パナソニックホールディングスと永山祐子建築設計が協業し、大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」のファザード(鉄のフレーム)や照明、スピーカー、ミスト設備を再活用することが決定している。
そのほか発表会では、園芸博を広く知ってもらうための取り組みとして、横浜市内企業とのコラボ商品「2025年大阪・関西万博&2027年国際園芸博覧会&崎陽軒 横濱パイナップルケーキ 黒糖」「ミャクミャク トゥンクトゥンク 横濱ハーバーダブルマロン」を紹介した。いずれも2027年国際園芸博覧会公式ライセンス商品オフィシャルストアで販売している。
また、2026年1月から交付開始予定の「GREEN×EXPO特別仕様ナンバープレート」について、原動機付自転車用のデザインを初公開した。
2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)のテーマは、「幸せを創る明日の風景」。会期は2027年3月19日~9月26日で、会場は神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設・南側の約100ヘクタールを活用する。
AIPH(国際園芸家協会)の承認およびBIE(博覧会国際事務局)の認定を受けており、日本における最上位・A1クラスの園芸博は、1990年の大阪花博以来、約37年ぶりの開催となる。
©Expo 2027





































