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東急新空港線、運行開始は令和20年代前半(2038年~)に。蒲田駅~蒲田新駅間0.8km、東横線直通は下丸子駅に停車

速達性向上計画を認定申請

2025年8月1日 発表
計画概要図。赤線の部分が「新空港線」にあたる

 東急電鉄と羽田エアポートラインは8月1日、新空港線の整備に向けた速達性向上計画の認定を国交省に申請した。

 整備にあたっては都市鉄道等利便増進法の制度を活用しており、この速達性向上計画を大臣が認定すれば、鉄道事業法による事業許可を受けたものとみなされる。

 計画概要によれば、運行開始時期は令和20年代の前半。整備費用は約1248億円、整備終了予定年月は2042年3月としている。

 起点は東急多摩川線の矢口渡駅~蒲田駅間、終点は京急蒲田駅付近とし、東急の蒲田駅を経由。軌間1067mmの普通鉄道扱いで、営業キロとしては蒲田駅~蒲田新駅(仮称)間の0.8kmとなる。

 東急多摩川線の多摩川駅、さらに東横線の渋谷駅方面と直通する運行を計画しており、3両または8両編成で運転。東横線の列車が停車できるよう、多摩川駅と下丸子駅ではホームの整備を行なう。列車本数は朝ラッシュ時間帯で1時間あたり20本程度、そのほかの時間帯では10本程度としている。

 鉄道施設は羽田エアポートラインが保有・整備し、東急電鉄が営業を行なう形となるため、運賃体系も東急のものに準拠。ただし建設費用などに充てる加算運賃を設定するとしている。