ニュース

「名古屋駅地区再開発計画」事業化決定。バスターミナル、商業施設など整備、2040年代の竣工目指す

2025年5月26日 発表
駅やバスターミナルが入った再開発プロジェクトが事業化決定

 名古屋鉄道、名鉄都市開発、日本生命保険、近畿日本鉄道、近鉄不動産は、「名古屋駅地区再開発計画」の事業化を発表した。2027年度に新築着工し、2033年度に1期本工事が竣工、2040年代前半に2期本工事が竣工する計画。

 名古屋駅の東側、ささしまライブ24地区につながる約3万2700m2のエリアが対象。現在よりも南側に移設が予定される名鉄名古屋駅のほか、商業施設やバスターミナル、オフィス、ホテルなどが入った地上31階・地下2階建ての建物を建設する。ホテルは、ハイアットのライフスタイルブランドから「アンダーズ 名古屋」として開業する。

「まちにひらかれた」施設を意識し、外観デザインは建物内外からにぎわいが感じられるとともに、動線や連続性が表われるものに。施設内には広場や座れるスペースを設け、太閤通を挟んだ南北の歩行者ネットワークを形成する。

 地域交通拠点としての機能も考慮しており、高速路線バスが集約されたバスターミナルを整備するほか、「空飛ぶクルマ」などさまざまなモビリティに対応した交通結節点を目指す。

用途構成
笹島交差点の北東から太閤通を望む。上下3層の歩行者ネットワークを整備する
名駅通側のプロムナード
名駅通沿いのテラス空間とファサード
夜間のイメージ
周辺地図
事業主体