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開通した圏央道「桶川北本IC~白岡菖蒲IC」間にある「菖蒲PA」の商業施設「SHOUBU 花見 CHAYA」

2015年10月31日 オープン

菖蒲PAの商業施設「SHOUBU 花見 CHAYA」の物販コーナー

 開通した圏央道、桶川加納IC(インターチェンジ)と白岡菖蒲ICの間には、菖蒲PA(パーキングエリア)がある。本PAは、圏央道全体でもほぼ中央に位置する、内回りと外回りの両方からアクセスできる、集約一体型のPA。どちら側からも同じ商業施設にアクセスできるので、立ち寄りの予定が立てやすいはずだ。

 10月16日に行われた事前公開では、商業施設の飾り付けや陳列がない状態だったが、開通式の直前に、ほぼ営業時の状態で見学することができたのでレポートをお届けする。商業施設以外のトイレやガソリンスタンド(24時間営業)の状態などは、以下の事前公開のを参照していただきたい。

関越道と東北道を接続する圏央道 桶川北本IC~菖蒲PA間を事前公開

http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/20151018_726202.html

菖蒲PAは、内回りと外回りの両方から使える集約一体型PA

 敷地内には、商業施設「SHOUBU 花見 CHAYA」がオープン。内部は地元で有名な花菖蒲をイメージしたペンダントライトがあしらわれていて、華やかなイメージだ。

 ショッピングコーナーは、圏央道沿線の人気お土産が並ぶ。販売コーナーは「定番」「限定」「地産」「旬」などと分類されていて分かりやすい。入口には「旬」の棚を設置しており、施設に入るとすぐにオススメの季節商品が目に入るようになっている。

商業施設「SHOUBU 花見 CHAYA」の入口看板(10月16日の事前公開時に撮影)
ショッピングコーナー全体。入口を入ると「旬」の棚が目に入る
「旬」の棚にある商品詳細。もちろんこれらは季節によって入れ替わる
奥に入ると、「地産」や「定番」の棚がある
圏央道や関越道沿線の埼玉県産の特産品が多い。工芸品も扱う
一番奥には、軽食やドリンクの冷蔵販売コーナー

 フードコートには、埼玉県川越市の人気ラーメン店「頑者」による「GANJA RAMEN(ガンジャラーメン)」(高速道路初出店)と、気軽な定食や丼、麺類を販売する「菖蒲のごはん屋さん」が入る。

 GANJA RAMENの代表メニューは、醤油とんこつのあっさりしたスープの「ガンジャラーメン」(730円)や濃厚魚介系スープの「濃厚魚介豚骨ラーメン」(780円)。将来的には、頑者で人気のつけ麺も提供する予定とのこと。

 菖蒲のごはん屋さんのメニューは、バリエーション豊富。代表的なメニューは、茨城凍みこんにゃくに長野キャベツとレタス、静岡トマトなどを盛り合わせた「七つ街道サラダ丼」(720円)や、埼玉県産豚肉の「彩り豚丼」(850円)、ロースカツ定食の「勝負(菖蒲)DE勝つ定食」(800円)など。カレーやそば、うどんも扱っている。

フードコートのカウンターと券売機
「GANJA RAMEN」と「菖蒲のごはん屋さん」が入る。看板下にメニューサンプルが立体的に付いている
フードコートのメニューの詳細。「オープン記念特別価格」商品もあるようだ
フードコートの全体

 テイクアウトコーナーとして「旅のイロドリカフェ」がある。ここでは、建物の外部からと内部からの両方のカウンターが用意されており、扱う商品は双方で異なる。外部からは、ソフトクリームやコロッケ、アメリカンドックなどで、内部からはディニッシュスティック(季節ごとにアレンジされる)やメロンパンなどのパン類や猿田彦珈琲を扱っている。埼玉県日高市にあるサイボクハムのソーセージを使ったメニューも提供する予定があるそうだ。

旅のイロドリカフェの内部側カウンター
旅のイロドリカフェの内部側のメニュー
旅のイロドリカフェの外部側カウンター
旅のイロドリカフェの外部側のメニュー
外のベンチと喫煙ルーム

 また、土日祝日やハイシーズン時には、催事販売で地元の新鮮野菜や果物、魚介加工品なども販売されるとのこと。

 圏央道が東名高速道路~中央自動車道~関越自動車道~東北自動車道と繋がったことで、利用する機会が多くなりそうな菖蒲PA。圏央道を走行して、通りかかったらぜひ一度立ち寄ってみてもらいたい。

 なお、菖蒲PAからは、事前公開で触れた工程短縮と軽量化を目的とした「バタフライウェブ橋」の蝶型ウェブパネルが、遠目にではあるがよく見える。今回は開通前に取材を行なったため、PA出入口の道路から近寄って見ることができた。

菖蒲PA近くの高架はバタフライウェブ橋になっている
バタフライウェブ橋の詳細構造

(村上俊一)