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1番乗りは名古屋市から、新規開通の圏央道 桶川加納IC開通セレモニー

10月31日15時に、湘南から東北が高速道路でつながった

2015年10月31日15時 開通

開通時刻の10分ほど前に開通表示となった圏央道 桶川加納IC。万が一があるのを防ぐため、開通時刻ちょうどに表示は変わらず、余裕をもって変更される

 10月31日15時に開通予定となっていた、圏央道 桶川北本IC(インターチェンジ)~白岡菖蒲IC間。NEXCO東日本(東日本高速道路)の開通キャッチフレーズ“つながる。東北から湘南。”が示すように、この区間の開通により東名高速や茅ヶ崎JCT(ジャンクション)から東北自動車道が高速道路で結ばれる。

 招待者向け開通式は10時より菖蒲PA(パーキングエリア)で実施されたが、開通時刻直前となる14時30分からは、今回の開通区間における新設IC「桶川加納IC」で、開通セレモニーが開催された。

 この開通セレモニーだが、行なわれる場合と行なわれない場合がある。比較的行なわれやすいのは、今回のように新規開通ICがある場合。新規開通ICであれば開通前には交通の流れはなく、開通時刻まで余裕を持って車列を作ることが可能だ。かつては純粋に開通待ちの車列から1番乗りを決めていたが、現在は当日の混乱を避けるため1番乗りから5番乗りまでは1週間程度前に事前受付。今回も10月23日に事前受付が行なわれた。

 その結果、桶川加納IC開通セレモニーにおいて1番乗りと認定されたのは、愛知県名古屋市からスバル「インプレッサ」に乗って訪れた人となった。前週の金曜日にNEXCO東日本 加須管理事務所を訪問。1番乗りの資格を取得した。本日15時の1番乗りの権利を獲得するために、埼玉と名古屋を2往復したことになる。1番乗り~5番乗りまでは、認定書と記念品がNEXCO東日本 関東支社 加須管理事務所 所長 稲葉昌紀氏より手渡された。

名古屋から訪れたとのこと。見事開通1番乗りとなった
開通前の桶川加納ICに埼玉県警のパトカーが到着
パトカーに続いて白バイも到着。どちらも先導車だ
開通を待つ人たち
先導のために先に入って待機
開通前の桶川加納IC前で開通セレモニーを実施

 開通時刻の15時10分前にはセレモニーを終了。地元FM局の取材などを行ないつつ開通時刻を待つ。15時に無事開通。先導車のパトカー、1番乗りのインプレッサと車列を形成し、東北道方面に向かっていった。

 開通時刻を10分過ぎた15時10分ごろには、桶川加納ICを出る先導車が到着。埼玉県警のパトカーに続いて、NEXCO東日本のパトロールカーが桶川可能ICを流出していった。

開通を待つ車列
15時、無事開通。開通を祝うNEXCO東日本のスタッフ
一番乗りのインプレッサが通過していった
桶川加納ICを出て行く先導車がやってきた
埼玉県警のパトカー
NEXCO東日本のパトロールカー

 待機車列がなくなったあと、桶川加納ICから東北道方面へ向けて走ってみたが、新規開通区間としては異常なほどの交通量となっていた。菖蒲PAには入口渋滞が発生しているほか、渋滞するほどではないものの走行車線も追越車線もクルマであふれていた。一般的に新規開通区間がナビなどに反映されるまでは、それほどクルマであふれることはない。逆に言えば、交通量の多さは、それだけ役に立つ道路であることを示している。

 首都圏の交通を大きく変える道路の開通だけに、クルマ旅や仕事での移動に活用していただきたい。

(編集部:谷川 潔)