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JRフルーツパーク仙台あらはま、大規模リニューアルで2027年夏開業。日本最大級の観光農園目指す

マルシェや全天候型の遊び場整備

2025年5月12日 発表
「JRフルーツパーク仙台あらはま」大規模リニューアル計画発表

 仙台ターミナルビルは5月12日、体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」(宮城県仙台市若林区荒浜新2-17-1)の拡大計画を発表した。現在の敷地約11ヘクタールから、隣接地約10.6ヘクタールをあわせた計約21ヘクタールへと拡張し、2027年夏の開業を目指す。

 新たにさくらんぼ、すもも、プルーンの3品目を加え、計11品目・約190種類の果物や野菜を栽培する日本最大級の観光農園を計画している。また、園内で収穫した果物を使用したオリジナル商品の開発や、地元産品・アクティビティグッズなどを取り扱う既存のマルシェを3倍に拡充。国内外の団体がまとまって食事・研修できる多目的スペースも新設する。

 また、屋内外計1250m2におよぶ果物をテーマにした全天候型の遊び場を整備し、子供連れの来園者にも対応。未就学児から小学生が家族と一緒に遊べる施設になるという。遊び場の計画にあたっては、知育玩具・遊具などを展開するボーネルンドと進めていく。

 このほか被災地である立地を活かし、東日本大震災の記憶を伝える「震災伝承館」を新設。復興ツーリズムの拠点として、3.11伝承ロード推進機構やみちのくトレイルクラブと連携し、東北各地へのゲートウェイ機能を担う方針。

敷地は約2倍の約21ヘクタールへ拡張。栽培品目を増やすとともに、マルシェ拡充、子供が遊べる全天候型の遊び場も整備する
新設する「震災伝承館」では東日本大震災の記憶を伝え、復興ツーリズムの拠点に