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えきねっとで「早期予約サービス」開始。新幹線を乗車日3か月前から購入可能に
2025年4月10日 06:00
- 2025年秋 開始
JR東日本は、チケッティングサービスの利便性向上に向けて、2025年度内にえきねっとなど5つの機能拡充を行なう。
えきねっとでは今秋から、新幹線を乗車日3か月前から購入できる「早期予約サービス」を開始。また、「輸送障害時におけるWeb上での変更・払戻し機能」や「JRE ID」との連携を開始する。訪日外国人向けには「Welcome Suica Mobile」と「JR-EAST Train Reservation」の連携を10月から行なう、これにより、窓口に立ち寄ることなく手持ちのデバイスでSuicaの発行から新幹線・特急列車の指定席の予約まで可能になる。
サービスの開始日や詳細は決まり次第案内。また2026年春を目途に、JR東日本エリアの新幹線に特化した新たなサービスの提供も予定している。
JR東日本 チケッティングサービス拡充
「えきねっと」早期予約サービス
サービス開始時期: 2025年秋
対象列車: JR東日本・JR北海道エリアの一部の新幹線
これまでは1か月前から予約可能だったが、JR東日本・JR北海道エリアの新幹線については乗車日の最大3か月前から座席の確保・購入・決済が可能になる。
「えきねっと」輸送障害時におけるWeb上での新規購入・変更機能
サービス開始時期: 2025年秋
対象列車: JR東日本全エリア
対象路線: JR東日本全エリアの新幹線・特急列車
これまでは列車の遅延が発生した場合、所定の発車時刻を過ぎた先行列車についてはWeb上での変更ができなかったが、購入・変更をWeb上で行なえるようになる。また、「トクだ値」などの割引きっぷを利用して予約していた列車が運休・遅延となった際も、Web上にて元の予約の割引を引き継いだ状態で先行列車へ変更できるようになる。
「えきねっと」輸送障害時におけるWeb上での払戻し機能
サービス開始時期: 2025年秋
対象列車: JR東日本全エリア
対象路線: JR東日本全エリアの新幹線・特急列車
現行では、えきねっとにて予約した列車・路線が長期にわたり運転見合わせとなる場合や、計画運休が決まっている場合などに、Web上で手数料がかからず払戻しが可能だが、突発的な輸送障害(車両故障や人身事故など)の場合にも運休・遅延情報をもとにタイムリーにWeb上で無手数料払戻しができるようになる。
「Welcome Suica Mobile」と「JR-EAST Train Reservation」の連携によるチケットレスでの指定席予約機能
サービス開始時期: 2025年10月
対象列車・路線:
「新幹線]東北・北海道、秋田、山形、上越、北陸新幹線
[特急列車]成田エクスプレス、富士回遊、あずさ、かいじ
「Welcome Suica Mobile」を利用の訪日外国人が、JR東日本の新幹線や利用の多い「成田エクスプレス」や「富士回遊」などの特急列車を予約・購入し、発券不要でスムーズに乗車できるようになる。新幹線については「新幹線eチケット」の予約完了と同時に予約情報が自動で「Welcome Suica Mobile」に連携され、その「Welcome Suica Mobile」を改札にタッチするだけで乗車可能になる。
「えきねっと」と「JRE ID」の連携
サービス開始時期: 2025年9月
「えきねっと」と「JRE ID」の連携が開始され、「えきねっと」とJR東日本グループの各種サービスがシームレスに利用できるようになる。既にJRE IDを持っている人がえきねっとを初めて利用する場合、JRE IDに登録されている情報がえきねっとにも連携され、会員登録が簡単になる。ほかのサービスでJRE IDにログイン済みであれば、ID・パスワード入力不要でえきねっとにログインできる。さらに、JRE IDとの連携済みのモバイルSuica利用の場合、新幹線eチケット利用の際に予約情報とモバイルSuicaとの紐づけがより簡単に行なえる。