ニュース

いよいよ開業の東急プラザ原宿「ハラカド」、全フロアを徹底紹介。ファッション&グルメ、ギフト探しにぴったりの限定アイテム、地下にはなんと銭湯も!

2024年4月17日 開業

神宮前交差点にて、4月17日に開業する「東急プラザ原宿『ハラカド』」

 渋谷駅周辺では、現在100年に一度と呼ばれる再開発が進行中だが、渋谷から少し離れた神宮前交差点にて、すでに開業済みの「東急プラザ表参道『オモカド』(旧称:東急プラザ表参道原宿)」のはす向かいに、「東急プラザ原宿『ハラカド』」(東京都渋谷区神宮前6-31-21)が4月17日に開業する。

 本稿では、開業前に行なわれた内覧会の様子をお伝えしよう。場所は、東京メトロ 明治神宮前駅の上(4番と7番出口)にあたり、JR原宿駅からも近い。

神宮前交差点のちょうど角に開業する「東急プラザ原宿『ハラカド』」
都道413号線(表参道)側のファサード。こちらにメインのエントランスがある
都道305号線(明治通り)側から。明治神宮前駅7番出口横に小さなエントランスがある
大きく崖のようなデザインで植栽の多いテラスが見える
夜の照明は縁取りのデザインがおもしろい

「ハラカド」は、東急不動産と東京メトロが共同で運営する、地下1階、地上7階の商業施設。

 開業日段階ではまだ未発表やオープン予定の店舗もあるが、最終的には75店舗が集まることになっている。クリエイターが集い、多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーを創造、体験する商業施設を目指している。

 神宮前交差点を挟んで向かいの「オモカド」と、2つの拠点を連携させたイベントなどを今後開催する予定だ。「ハラカド」という名称には、原宿と表参道が交わる神宮前交差点の「カド」という意味はもちろんだが、漢字の「角」「才」「門」の意味も持たせていて、多様な人々の「才」を刺激し、成長させ、新しい原宿カルチャーへの「門」となるという思いが込められているとのことだ。

1階

 1階には、生花や文具・雑貨、日本酒販売などのほか、通りに面して「ディオール 神宮前」(2024年秋オープン予定)が入居する。

  • 生花「ALL GOOD FLOWERS KIOSK」
  • 文具・雑貨「MOLESKINE」
  • キャンディ「ヒトツブカンロ」
  • 健康食品「HealthyTOKYO CBD SHOP&LABO」
  • 日本酒販売「HINEMOS」
  • クラフトチョコレート「rit. TOKYO」
  • ファッション「ディオール 神宮前」(2024年秋オープン予定)
  • フレグランス「ジョー マローン ロンドン原宿」
1階のメインエントランス
エントランス横に生花の「ALL GOOD FLOWERS KIOSK」がある。3階「ALL GOOD FLOWERS LAB」と系列店
手軽に選べるブーケを主に扱っている
1階エントランスを入ったところ。エスカレーターを中央にして周囲を店舗が囲んでいる
ハードカバーのノートが人気の「MOLESKINE」
限定デザインのノートが並ぶ
Suicaのペンギンデザイン
カンロの都内2店舗目キャンディショップ「ヒトツブカンロ」
キャンディを選べる「キャンディーマルシェ」
原宿店限定のパッケージ。雲形のマシュマロと小さな缶キャンディ
音楽ファンにはたまらないデザインのクラフトチョコレート「rit. TOKYO」
レコードを模したチョコレート。なかはしっかりレコード盤型をしているとのこと
カセットテープの形をしたチョコレート
個性的な日本酒「HINEMOS」
赤いベリーのような見た目と味わい「REIJI」

 地下1階と1階の間のG階には、スイーツや美容室、キャラクター雑貨などが入る。

  • スイーツ「カヌレとアイス」
  • 美容室「PEEK-A-BOO」(2024年5月オープン予定)
  • ファッション「CORNER SHOP by CASBA」
  • キャラクター雑貨「ONE PIECE MUGIWARA STORE HARAJUKU」(2024年夏オープン予定)
エスカレーターはポップなデザイン
美容室「PEEK-A-BOO」
「PEEK-A-BOO」の店内
とても小さなショップ「CORNER SHOP by CASBA」

地下1階

 地下1階には、商業施設としてはめずらしい銭湯の「小杉湯原宿」が入る。高円寺の老舗銭湯「小杉湯」が手掛け、古きよき銭湯の雰囲気をそのまま残した作り。見学したのは男湯だが、男女ほぼ同じで、浴槽は3つ。「ミルク風呂」もある。周辺は、企業やブランドとの融合で生まれる場「チカイチ」と呼ばれ、新たな体験を提供するスペースになっている。

なくなりつつある懐かしい銭湯をそのまま再現する「小杉湯原宿」
立派な富士山の壁画
洗い場も銭湯ではおなじみのタイプ
番台はやや大きめだが、違和感がない
靴箱の木製カギも銭湯そのまま
脱衣所は現代風で清潔感がある
アンダーアーマーのランニングとストレッチ用スペース
アンダーアーマーの商品展示
マイトレックスの美顔器やハンディマッサージガンなど。貸し出しも行なうとのこと
サッポロビールが体験できるコーナー
生ビールのサーバーもあった
花王の昔の石けんの展示。展示や販売も行なうとのこと

2階

 2階はファッション系の個性的な店舗が並ぶ。

  • MLB公式ライセンスキャップ「'47」
  • 婦人靴「VIVAIA」
  • ファッション「CLOUDY」
  • 雑貨「TENGA LAND」
  • 化粧品「YUBUNE」
  • ファッション「led.tokyo」
  • 国産オーガニック・エシカル化粧品「ORGANIC MOTHER LIFE」
  • ファッション「Glam Lips」
  • メガネ「OWNDAYS」
  • エシカルセレクト「SEPLUMO」
  • ファッション「DESPERADO」
  • ファッション「THREE TREASURES」
  • ファッション「Deus Ex Machina」
  • 国産フレグランス「SHOLAYERED」
  • ファッション「HARE」
  • サロン・ド・テ「アンジェリーナ」
「CLOUDY」は、アフリカのガーナで生産されたバックやアパレルのブランド
緻密に編まれたカラフルなバックなど
鮮烈な色使いが特徴
ラブグッズのTENGA最大規模となる旗艦店「TENGA LAND」
人気アイテムがクルクル回っている「TENGAの丘」
限定のカップが自動販売機で購入できる。アタリの「LUCKY TENGA」も出現するとのこと
MLB公式ライセンスキャップを販売する「'47」
店舗限定キャップ
定番キャップもズラリと並ぶ
さまざまなブランドとのコラボしたファッションを展開する「THREE TREASURES」
人気アイテムは厚底のシューズ
アダストリアの「HARE」
「Samurai ALOHA」と「HARE」のコラボアイテム
国産フレグランスの「SHOLAYERED」
石のようなデザインのフレグランス
少しずつ楽しめるカプセルトイのフレグランス
初のポップアップストア「Deus Ex Machina」
大胆なグラフィックのファッション。限定商品が展開されている
アジアファッション「led.tokyo」
韓国発ブランド「2000Archives」国内ではここでしか入手できないとのこと
オリジナルのリメイクアイテムはもちろん一点物
化粧品「YUBUNE」西沢立衛氏の内装デザイン
「TAKE」Parfum
パリ発サロン・ド・テ「アンジェリーナ」店内で食事もできる
代表商品のモンブランをオリジナルから日本向けにやや小ぶりにしたものも
モンブランをイメージしたマロン風味ソフトクリームも販売する

 めずらしいのは、一般からの寄贈と出版社からの有料展示で集まった、3000冊を超える雑誌が集まる雑誌図書館の「COVER」で、コラボレーションイベントも行なえるというスペースを用意している。

新旧の雑誌が読める図書館「COVER」
3000冊を超える雑誌が並ぶ
昔懐かしい雑誌も置いている

3階

 3階は、「クリエイターズプラットフォーム」と名付けられ、クリエイターが集まりやすい発信の場となる施設が多く集まっている。

  • 春華堂が手がけるカフェ「HOW'z」
  • デザイン事務所「れもんらいふ」
  • コクヨのプリンティングショップ「COPY CORNER」
  • ポッドキャストスタジオ「J-WAVE ARRTSIDE CAST」(レンタル可)
  • 会員制ラウンジ「BABY THE COFFEE BREW CLUB」
  • 生花「ALL GOOD FLOWERS LAB」
  • コミュニケーションラボ「KanroPOCKeT ラボ」
  • 角打ち+写真撮影スタジオ「STUDIO SUPER CHEESE」
  • 教育雑貨「IT Cross」
  • 刺し子のファッション「TERAS」
  • 雑貨「CRYSTAL PHARMACY」
  • キャラクター雑貨「OSHI BASE Harajuku」
  • アーティストYUの作品展示販売「PASQUITON NY」
  • XR・AIテクノロジーギャラリー「1→10 Experience Showroom」
  • 日本のクリエイティブを伝えるサロン「Tokyo Creative Salon」
  • アートギャラリー「匿名希望画廊 HARAJUKU」
  • 撮影編集・配信スタジオ「STEAM STUDIO」
会員制のクリエイティブラウンジ「BABY THE COFFEE BREW CLUB」
バーカウンターには個別にコンセントもある
ミニシアター設備も用意されている
「J-WAVE ARRTSIDE CAST」完全防音の音声収録用スタジオだ
窓が大きく、J-WAVEのサテライトスタジオとしても使われる
アナウンス席。別回線の光ファイバーが使え配信用にレンタルも可能
ミキサー卓。別料金になるがJ-WAVEの技術スタッフを頼むこともできる
「KanroPOCKeT ラボ」ユーザーとの各種コミュニケーションイベントを行なう
今回はグミッツェルの咀嚼音(ASMR)を聞ける体験イベント
キャラクターグッズ販売「OSHI BASE Harajuku」は「おじさんはカワイイものがお好き」一色
キャラクターの「パグ太郎」販売するグッズは、定期的に変更になるそう
「1→10 Experience Showroom」は「ワントゥーテン」のギャラリー
XR・AIテクノロジーに無料で触れることができる
「PASQUITON NY」
NYを拠点に活躍するアーティストYUの作品を展示販売する
アートギャラリー「匿名希望画廊 HARAJUKU」
今回は「Kawaii」をテーマにした小作品が購入できる
配信ができるスタジオ「STEAM STUDIO」
酒を飲みながら楽しく写真撮影ができるレンタルスタジオ「STUDIO SUPER CHEESE」
子供たちに楽しみながらIT技術に触れてもらう「IT Cross」
リソグラフプリントを体験できる「COPY CORNER」コクヨの商品販売もある

4階

 4階はフロア全体を「ハラッパ」と称して、自然やサステナブルを感じられるアート作品やインスタレーションを展示している。一角にはハラカドカフェがあり、点在するベンチでは自由に休憩することができるようになっている。

4階はフロア全体が「ハラッパ」
「太陽の焚き火」エネルギーを生み出す太陽を表現した作品
「WE ARE GREEN」と題した、東急不動産ホールディングスと東急不動産の解説
「進化」西原 尚氏
工事残土を利用した「立ち上がり花壇」
一角にはハラカドカフェがある
「雨のうた+ことのは」小松宏誠氏
「森の夢を」小松宏誠氏

5階~6階

 5階~6階は「原宿のまちの食堂」と名付けており、多様性のある食が集まっている。どちらも営業は11時~23時。

 5階は日常的に通えそうな飲食店が揃い、一部は路地裏のような作りにもなっている。一部はフードコートスタイルを採用する。

  • ファミリーレストラン「FAMiRES」
  • 居酒屋「居酒屋 スタンドジャンプ」
  • 中華「紫金飯店」
  • 肉料理「PRETTY PORK FACTORY&KATSUプリポー」
  • ラーメン「一風堂」
  • イタリアン「TOKYO MEAT 酒場」
  • シーフード「原宿牡蠣屋 TokyoSeafood」
  • 台湾屋台「da pai dang 105」
  • 海鮮「まぐろ問屋 恵み」
  • 韓国フライドチキン「カンブチキン」
  • 立ち食い「トーキングゴリラ」
レストラン「sio」が手掛けるファミレス「FAMiRES」
「FAMiRES」は一部テラス席がある。テラス経由で6階へもつながっている
定番メニューを「sio(ミシュランガイド東京一つ星獲得店)」の味で楽しめる
街中華が楽しめる「紫金飯店」
「麻婆豆腐丼」定番の中華料理メニューが並ぶ
とんこつラーメンの「一風堂」
看板ラーメンの「極 白丸元味」と「極 赤丸新味」手前は限定トッピング
裏路地のような雰囲気のエリアもある
スタンディング形式の「トーキングゴリラ」奇抜なデザインは隈研吾氏のもの
懐メロを流しているDJブースも
ローストチキンや焼き鳥串など
「原宿牡蠣屋 TokyoSeafood」
殻付き生牡蠣が堪能できる
生牡蠣が乗った海鮮丼も
イタリアン食堂「TOKYO MEAT 酒場」
夜のイタリア小皿メニュー例。イタリアンと和が融合
レトロな作り「居酒屋 スタンドジャンプ」
気軽な「きわマル」セット。これが1500円とお手頃

 6階はフードコートスタイルで、気軽に食べられる飲食店が並ぶ。

  • ピザ「PIZZERIA CIRO HARAJUKU」
  • カレー「beet eat」
  • メキシカン「MEXICAN GRILL AVOCADO」
  • ビーガン「FALAFEL BROTHERS HARAJUKU」
  • バーガー「THE MOR WORLD BURGER」
  • フルーツパーラー「the TAG by 青果堂 fruitsparlor」
  • イタリアンジェラート「Giolitti」
  • バインミー「バインミー☆サンドイッチ」
  • 火鍋串「ハオハオチー 好好吃」
  • ミニ丼「ABC canteen」
6階はフードコートスタイルで楽しむ。芝生を模した席もある
「THE MOR WORLD BURGER」「FALAFEL BROTHERS HARAJUKU」などが並ぶ
「ABC canteen」「ハオハオチー」「バインミー☆サンドイッチ」「Giolitti」のエリア
「beet eat」「PIZZERIA CIRO HARAJUKU」
「PIZZERIA CIRO HARAJUKU」の「チーロ」モッツァレラチーズにバジリコ、サラミ、チェリートマト
「PIZZERIA CIRO HARAJUKU」のシラスが乗るピザ「ビアンケッティ」と奥は「クアトロフォルマッジ」
「THE MOR WORLD BURGER」の「北京ダック」「ガパオ」
「バインミー☆サンドイッチ」の「サイゴンハム&豚パテ」「生春巻き」「鶏肉のフォー」のセット
「FALAFEL BROTHERS HARAJUKU」のサンドとサラダのメニュー例
「ハオハオチー」の火鍋串
「ハオハオチー」のローストされた香港チキン
「MEXICAN GRILL AVOCADO」の各種ブリトー
「the TAG by 青果堂 fruitsparlor」の「1カ月熟成パンチェッタ肉の温玉カルボナーラ」プレート
「the TAG by 青果堂 fruitsparlor」の「パイナップルソーダ」
「Giolitti」のイタリアンジェラート。「ジャンドゥヤ(ハラカド限定)」+「ミルク」+「ブラックベリー」の組み合わせをコーンで

テラス(5階~7階)

 5階~屋上7階までは、神宮前交差点に見晴らしが開けたテラスともつながっていて「HARAJUKU KITCHIN&TERRACE」と名づけられている。さまざまなイベントとして利用され、開業直後の4月18日~21日には、スピリッツのバカルディ・ジャパンによるスコッチウイスキー「デュワーズ(Dewars)」のプレミアムイベントが開催される。入場は無料だ。

7階からのテラスの眺め。神宮前交差点に見晴らしが開けている
内覧日の日中はあいにく天候がよくなかったが開放感は抜群だ
神宮前交差点方向を見ると「オモカド」が正面に見える。イベント時にはサイネージを連携する
7階テラスは小径とベンチも作られている
7階イベントスペースの「701」。カウンターがあり、飲食の提供などが可能
7階と6階をつなぐ階段からの眺め。各所にベンチを配置している
6階のテラス。左は解放するとフードコートへとつながる
フードコートと6階テラスの接続部
6階テラスから7階に続く階段を見ている