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Yahoo!天気アプリ、線状降水帯の発生状況が10分間隔で分かる機能を追加。「雨雲レーダー」に楕円で表示

2023年7月24日 発表

「Yahoo!天気」の「雨雲レーダー」に線状降水帯の発生状況がわかる機能を追加

 ヤフーは、天気予報アプリ「Yahoo!天気」(Android版)と「Yahoo!天気・災害」の「雨雲レーダー」に、線状降水帯の有無や推移などの発生状況が分かる機能を追加した(iOS版は8月に追加予定)。

 線状降水帯とは、広い範囲に集中豪雨をもたらす現象で、6・7月には東海地方や九州北部を中心に発生し、甚大な被害が生じた。

 そこで早めに防災対策ができるよう、気象庁が発表するデータに基づき、線状降水帯の降水域を「雨雲レーダー」上に楕円で表示する機能を開発した。1時間前から最大30分先までの10分間隔で、発生の有無や推移を確認できるほか、発生中は画面上に注意喚起のメッセージが表示されるため、すぐに情報を確認できる。

 気象庁が公表したデータによると、1980年頃と比較して直近10年間は、大雨の発生頻度がおおむね2倍にまで増加しており、特に出水期となるこれからの季節は早めの備えが求められるという。

線状降水帯の降水域を「雨雲レーダー」上に楕円で表示