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自走型ロープウェイ Zippar、有人走行テストへ

国交省 地域公共交通リ・デザイン取りまとめに掲載

2023年7月4日 発表

自走型ロープウェイ Zipparが国交省の地域公共交通「リ・デザイン」取りまとめに掲載

 Zip Infrastructureは7月4日、自走型ロープウェイ「Zippar」が国土交通省 交通政策審議会の地域公共交通「リ・デザイン」報告書に掲載されたことを発表した。

 地域公共交通「リ・デザイン」は、地域モビリティを単なる地元住民の足としてだけでなく、高齢者の外出機会創出、自家用車の交通事故の減少、観光振興、街のブランドイメージ向上、カーボンニュートラル実現といった多面的な効果を期待する取り組み。

 同社のZipparはこの取りまとめのなかで、電動スクーターや空飛ぶクルマと並び、「道路上空を走行する交通システムのため交通渋滞の影響を受けない一方、既存のロープウェイとは異なり、ロープとゴンドラを独立させることにより、カーブや分岐を自由に設けることができるものとして開発が進められている」と紹介されている。

 なお、Zipparは現在、神奈川県秦野市本社で市場投入プレモデルのテスト走行を実施しており、無人テストは完了、今後有人テストを行なう予定という。