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【旅のプロに聞く】ANA Xとジャルパック担当者が教えるハワイの最新事情とお勧めエリア(前編)

ANA Xとジャルパック担当者にハワイの最新事情を聞いた

 5月8日から新型コロナの感染法上の分類が5類に移行する。海外旅行に行きやすくなることが予想されるため、「今年の夏休みは待ちに待った海外旅行へ」と考える人も増えてくるのではないだろうか。

 トラベル Watchではそんな海外旅行を応援するため、旅行会社のプロフェッショナルに各国への渡航の現状やお勧めスポットを聞いていく。

 今回取り上げるのは海外旅行の定番・ハワイ。ANA Xとジャルパックの担当者にお話を伺った。ハワイに定期路線を持つANAとJALという本邦2大航空会社のグループの旅行会社が教える、最新のハワイ旅行のポイントやお勧めスポットを前後編で紹介する。

参加者

ANA X株式会社

旅行商品部DP・素材チームマネージャー 百﨑鉄平氏
旅行商品部DP・素材チーム 藤本真帆氏

株式会社ジャルパック

Jalpak International Hawaii 江越大樹氏
海外企画商品事業部 海外ダイナミックパッケージグループ アシスタントマネージャー 白田真弓氏

――まずはハワイ旅行の現状を教えてください。

白田:2022年4月にツアーを再開したあと、旅行の予約はゆっくりと増えてきました。9月にはワクチン接種をしていれば、基本的に現地でのPCR検査が不要になったため、年配のご夫婦を中心に一段と予約が増加。日本国内では国内の感染状況が徐々に落ち着くなか、今年に入って大型セールを年始から始めたところ、子供連れやハネムーナーなどの予約が一度に増えました。航空券を買われる方も多いですが、旅行商品を利用される方も増えています。

百﨑:弊社ではダイナミックパッケージを取り扱っていますが、2022年4月に外務省の危険度レベルが3から2に下がったことでツアーを再開しました。9月、10月まではほぼ予約がありませんでしたが、規制緩和で少しずつお客さまが増え、年明けから予約・出発が増えてきました。弊社でも年始にセールをスタートし、リピーターを中心に予約が入ってくるようになりました。3月のマスク緩和のニュースや、5月に新型コロナウイルスの5類化による規制緩和などで、今後需要の高まりや旅行機運の醸成に期待がかかります。そこに向けて取り組みをできればと考えています。

株式会社ジャルパック 海外企画商品事業部 海外ダイナミックパッケージグループ アシスタントマネージャー 白田真弓氏

――今のハワイに渡航する際に気を付けるべきことは何ですか。

白田:ゴールデンウィークは規制緩和前なので、渡航の際にワクチン接種証明書が必要ですが、ゴールデンウイーク後にどう緩和されるのか、ニュースやネットで情報をよく確認されるとよいかと思います。

江越:久しぶりの海外旅行の方が多いと思うので、置き引きや車上荒らしに注意するといった、海外旅行に関する一般的な注意事項を改めて確認していただきたいと思います。ハワイの場合、横断歩道以外で道路を横切ると罰金を取られる、ビーチや公園など公共の場所での飲酒が禁じられているなど、日本とのルールの違いも確認した方がよいですね。

 また、コロナ前よりもスマホを使う機会が増えてきたと思います。例えばレストランのメニューをQRコードで読み取るところが多くなりました。もちろん紙のメニューも頼めば出してくれます。

――今後の商品展開について、航空座席増を踏まえて教えてください。

ANAのエアバス A380型機「FLYING HONU」

藤本:ANAは3月6日から週5便で運航していた成田~ホノルル線をデイリー化し、4月20日から全便をエアバス A380型機「FLYING HONU」で運航しています。7月21日からは成田線を増便してダブルデイリー化しますが、増便するNH182/NH181便については週3回FLYING HONUで運航する予定です。

 FLYING HONUは2階建てで、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーのお客さまはホノルルの空港ラウンジから直接機内に入ることができて便利ですよ。FLYING HONUでの旅行が普及するよう、ダイナミックパッケージを主軸に訴求を強化していこうと考えています。

ANA X株式会社 旅行商品部DP・素材チームマネージャー 藤本真帆氏
JALが成田~コナ線で運航しているボーイング 767-300ER型機

白田:JALでは7月15日~8月30日の期間限定で、成田~コナ線を週3便で運航します! ホノルル線は羽田線をダブルデイリーで、成田線をデイリーで運航していますし、関空線を6月9日から1便増の週4便、中部(セントレア)線を7月14日から2便増の週3便に増便します。地方からのアクセスが増えるので、地方のお客さまにも旅行を楽しんでいただけると思います。

 夏に向けてWebサイトで夏休み特集を実施するほか、4月下旬には夏のスペシャルパンフレットを発売予定です。デジタルパンフレットに加え、卸売をしているので各旅行会社の店舗にも紙のパンフレットをお送りします。

――コロナの影響がまだ残る今だからこそ、海外旅行をする際に旅行会社を利用するメリットは何だとお考えですか。

ANAマハロラウンジ
JALPAKアロハステーション

白田:安全・安心に尽きると思います。個人で手配されるよりも、旅行会社のサポートがあれば安心感がまったく違います。ジャルパックの場合、滞在中の急な病気の場合に最大1億円サポートしますし、現地では「JALPAKアロハステーション」がワイキキに2拠点、ハワイ島に1拠点あり、スタッフがさまざまなサポートをしており、安心できますよ。

藤本:運送・宿泊サービスの確実な予約や提供、計画に変更が生じた場合の代替サービス手配など、お客さまの安全と旅行の円滑な実施を確保する旅程管理を行なうことと、現地での緊急なお困りごともワイキキに9時から17時まで(※状況により変更の可能性あり)年中無休で営業する日本語対応の「マハロラウンジ」をご利用いただけることが最大のメリットだと考えます。

 マハロラウンジの営業時間外でも、日本語対応の緊急受付センターでお客さまのお困りごとのサポートをしています。また、ANAマイレージクラブアプリ内に「ANAハワイ」というミニアプリを提供しており、そこにはハワイのお勧めスポットが地図上で確認できるほか、滞在中に便利な情報も掲載されています。

江越:JALPAKアロハステーションではオプショナルツアーの予約や現地でのWi-Fiのつなげ方をはじめとしたスマホの使い方、急な病気やけがの対応、コロナ感染後の延泊手続きや航空券の変更手続きなどさまざまな相談に対応しています。朝8時から18時まで店舗にスタッフはいますし、電話対応もしています。夜間用の電話番号もあるので、何かあったときはすぐご連絡いただければと思います。

 最近はレストランの予約依頼が多いですね。ハワイは依然として米国本土のお客さまが多く、現地に来てからレストランの予約は取りづらいのが現状です。私たちは代案を含めてご相談に無料でお答えしています。レストランやオプショナルツアーの予約は、渡航前にしておくことをお勧めします。

――オアフ島の最新お勧め観光スポットについて教えてください。

ワイキキマーケット
ANA X株式会社 旅行商品部DP・素材チームマネージャー 百﨑鉄平氏

藤本:2023年1月に開業したスーパー「ワイキキマーケット」はいかがでしょうか。バーベキューをされたい方や、コンドミニアム、キッチン付きホテルに滞在される方にとても便利です。イートインスペースもあります。

 リピーター向けにはノースショアでの乗馬や四輪バギー体験がお勧めです。渡航前に事前予約をするか、現地のマハロラウンジでオプショナルツアーの手配が可能です。

百﨑:弊社で販売しているノースショアでの乗馬や四輪バギー体験は、収益の一部を環境保全活動に充てているので、我々としても打ち出していきたいですね。このほか、現地の駐在員からは、ドーナツが流行っているという話が出ています。江越さん、いかがですか?

江越:カウアイ島の「ホーリー・グレイル」やロイヤルハワイアンセンターのなかにマラサダショップ「ペニーズマラサダ」もできました。各島の名物スイーツがワイキキで気軽に手に入るようになってきましたね。

ルアウ

 私のお勧めのスポットは、ロイヤルハワイアンセンターの屋上で昨年末にスタートした「ルアウビュッフェ」です。ハワイアン料理のバイキングスタイルでの夕食に加え、フラダンサー数名によるフラダンスも楽しみいただけます。ワイキキでルアウやフラダンスのショーを見ようとすると1人あたり200数十ドルかかりますが、こちらのビュッフェですと100ドル程度で楽しめますよ。

 さらに、隣接する会場で見学できる「ロック・ア・フラショー」とセットにしたプランもあります。ロケーションもワイキキ中心部とよいので、ファーストタイマーやファミリーを中心に一押ししたいスポットです。

 リピーター向けには、ダイヤモンドヘッドやハナウマ湾がお勧め。両方ともコロナ禍を経て入場は予約制になりましたが、まだまだ知らない方も多くいらっしゃいます。予約制になり混雑が緩和されていますし、ハナウマ湾は水質が改善しました。過去に一度来た方もまったく違う風景で楽しめると思います。

 ダイヤモンドヘッドは1か月前、ハナウマ湾は48時間前から予約できますが、ハナウマ湾は15分で完売する人気コンテンツなので、リピーターの方ほど事前に情報収集して予約することをお勧めします。

 このほか、オアフ島西部も注目スポットです。新設が計画されているモノレールの計画が進めば、空港から西側へのアクセスが便利になり、訪れる人も増えると思います。西側ではホアカレイリゾート内の新しい複合リゾート「ワイカイ」にハワイ初の人工サーフィン施設「ワイカイ・ウェーブ」が3月下旬にグランドオープンしています。

株式会社ジャルパック Jalpak International Hawaii 江越大樹氏

――JALはコナ線を季節運航していますが、ハワイ島のお勧めスポットは何かありますか?

江越:キラウエア火山はハワイ初心者にはぜひ訪れてほしいですね。コロナ禍でも何度か噴火がありましたが、今は沈静化しているので安全に観光できます。まさしく生きた地球を感じることができる場所です。

 リピーターの場合はゆっくり過ごす人が多いですね。ハワイ島は夜星がとてもきれいなので星空観察はいかがでしょう。また、夜に見える幻想的な虹「ムーンボウ」にも遭遇できるかもしれません。月の角度などの条件が揃った場合なので、見れそうな場所をリサーチして探すのもアリだと思います。