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NEXCO 3社、高速道路の深夜割引を22時~翌5時に拡大。長距離は400km超で4割引、800km超で5割引に

2023年1月20日 発表

NEXCO 3社が高速道路の深夜割引の見直しを発表

 NEXCO 3社は1月20日、高速道路の深夜割引の見直しを発表した。

 現在実施している0時~4時に走行するETC車両に対する3割引の深夜割引制度について、0時になるまで料金所直前で待機する車両があるなど渋滞の原因になっているほか、長距離ドライバーの負担増になっている現状を踏まえて、以下の見直しを行なう。

 なお、見直しは2024年中をメドとしており、運用開始時期は改めて発表するという。

深夜割引制度の見直し

・深夜割引適用時間帯に走行した分のみ3割引
・深夜割引適用時間帯を22時~翌5時に拡大
・深夜割引の見直しにあわせて、400km超の長距離逓減制を拡充

 1点目は割引きを適用する時間帯の見直しで、現行制度では割引時間帯に走行すれば「全走行が割引」となっているが、これを割引時間帯の「走行分のみ」に改める。2点目は適用時間の拡大で、現行の0時~4時から22時~翌5時とする。

 3点目は長距離利用時の割引率の見直しで、現行の最大3割から、400km超で4割、600km超で4割5分、800km超で5割と割引幅を拡大する。

 また、激変緩和措置として、以下の点を挙げている。

激変緩和措置(5年程度)

・深夜割引適用車両のうち1000km以上走行した場合は、1000kmを超える部分を割引対象走行分に追加
・22時台に高速道路を流出した車両について、22時台に走行した分は、深夜割引の割引率を2割とする

 なお、これらの見直しに伴い、深夜割引はETCカード(マイレージサービス、コーポレートカード)への後日還元型に変更する予定。

時間帯の拡大
長距離逓減制の見直し