Yahoo!天気アプリの「みんなの天気」に投稿位置の地図表示機能

「Yahoo!天気」アプリの「みんなの天気」

　Yahoo! JAPANは、iOS版の「Yahoo!天気」アプリのユーザー投稿サービス「みんなの天気」に地図表示機能を追加した。8月29日より利用可能となっている。

　みんなの天気は、自分がいる場所の天気をコメントを添えて投稿できるユーザー参加型のサービス。同サービス自体は以前から提供されていたが、今回追加された新機能は、投稿された場所を地図上で視覚的に確認できるようにしたものとなる。Android版では6月28日から利用可能となっていたが、iPhoneでも利用できるようになった。

　Yahoo!天気 プロジェクトマネージャーの平井康文氏によれば、同社がテレビCMなどでも訴求している「雨雲レーダー」は非常に便利なサービスだが、近年はレーダーでは捉えきれない局所的な雨もあり、ユーザーの力を借りてキャッチし、伝えていく方法を模索してきたという。

　地図上にユーザーの現在位置がプロットされるため、投稿者の自宅の場所が分かってしまうなど、プライバシー対策が気になるところだが、同氏によると、地図を必要以上に拡大できないようにするなど、見せ方にもこだわっているとのこと。

Yahoo!天気 プロジェクトマネージャーの平井康文氏

　同氏は、「天気予報では雨になっているが、目的地付近が晴れているという投稿があれば、行ってみようというプラスの意思決定にもつながる。逆もしかりで、晴れの予報でも実際は雨となれば、目的地を屋内施設に切り替えるという判断ができる」と旅行シーンでの活用方法を紹介。今後は桜の開花など、天気以外でもユーザー投稿を活かしたサービスを検討していきたいとしている。